読書

「バブル期に始める株式投資の勝ち方」安間伸

超絶バブルの安全な投資術 バブル期に始める株式投資の勝ち方作者: 安間伸出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/07/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るなんだかHow To本みたいなタイトルですが、安間伸さんがアベノミクスの超絶…

アメリカは日本経済の復活を知っている

アメリカは日本経済の復活を知っている作者: 浜田宏一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/19メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 52回この商品を含むブログ (48件) を見る浜田宏一 イェール大名誉教授の分析は藤巻さんと同じであった。 日銀の金融緩和…

デフレの真犯人

デフレの真犯人 ―脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本作者: 北野一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/07メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 19回この商品を含むブログ (6件) を見るとても面白かった。 人口減少の日本は米国に比べ成長率が…

エンドゲーム

エンドゲーム ― 国家債務危機の警告と対策作者: ジョン・モールディン,ジョナサン・テッパー,山形浩生出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2012/08/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (3件) を見るバブルを膨らませ破裂さ…

原田秦「震災復興 欺瞞の構図」

震災復興 欺瞞の構図 (新潮新書)作者: 原田泰出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 183回この商品を含むブログ (21件) を見る原田さんのちょっと皮肉っぽく冷ややかではあるが冷静に経済学のセンスで分析した震災復興…

成熟社会の経済学 小野義康

成熟社会の経済学――長期不況をどう克服するか (岩波新書)作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/01/21メディア: 新書購入: 15人 クリック: 311回この商品を含むブログ (31件) を見る 今の不況は需要不足によるという小野教授の分析のとおりだ…

「ハイパーインフレの悪夢」

37兆円の税収で利払いが30兆円となると、公務員の給料は払えない、自衛隊の戦闘機は護衛艦は動かない、年金の支払いはストップ、(地方自治体も似たようなものだろうから)消防車やパトカーも動かない、といった状況となり国民生活を直撃し、国民の「何とか…

競争の作法

昨年の日経のエコノミストが選ぶビジネス書ランキングの上位に入った本。どこが評価されたのだろうか?、という好奇心で読み始めた。 競争の作法 いかに働き、投資するか (ちくま新書)作者: 齊藤誠出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/06/09メディア: 新…

「新版 マネーはこう動く」よりメモ

新版 マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学 (知恵の森文庫)作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/09/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (5件) を見る名目金利 = 実質金利 + 期待インフレ率 + リスクプ…

日本破綻 「その日」に備える資産防衛術

買いました、読みました。 私の注目ポイントは(例によって)藤巻さんの予測が当たった・はずれたではなく、藤巻さんが何に注目し・如何なるメカニズムが作用すると考えているか、です。 日本破綻 「その日」に備える資産防衛術作者: 藤巻健史出版社/メーカ…

人口負荷社会

藤巻さんやジム・ロジャーズは長期の経済予想のベースとして人口分布の変化を見ているように思われる。 藤巻さんは著作にて生保のレポートには見るべきものがあるとコメントしていた。 人口が高齢化すると、労働人口の比率が減少 → 労働が希少なリソースとな…

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件

最近はビジネス書を買わなくなってしまった(だってつまらないんだもん)私だが、ちょっと立ち読みしておもしろくなって買ってしまったのがこれ。ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メ…

「経済政策を売り歩く人々」by ポール・クルーグマン

経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス (ちくま学芸文庫)作者: ポールクルーグマン,Paul Krugman,伊藤隆敏,北村行伸,妹尾美起出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/03/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 70回この商品を含むブログ (…

国際金融入門(岩波新書) by 岩田規久男

新版を夏に読んでいました。 読書メモを書く予定が多忙でちっとも進まず、メモは諦めることにしました。国際金融入門 (岩波新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/07/22メディア: 新書購入: 11人 クリック: 60回この商品を含むブログ …

波乱の時代 by グリーンスパン

遅まきながらグリーンスパン前FRB議長の「波乱の時代」を読んでいる。波乱の時代(上)作者: アラングリーンスパン,山岡洋一/高遠裕子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/11/13メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブ…

世界はカーブ化している

世界はカーブ化している グローバル金融はなぜ破綻したか作者: デビッド・スミック,田村源二出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/05/19メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る英語版タイトルは "THE WORLD IS CURVED …

「開発主義の暴走と保身」 by 池尾和人

開発主義の暴走と保身 金融システムと平成経済 (日本の〈現代〉07)作者: 池尾和人出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/05/25メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見るキャッチアップ経済向け金融システムが、経済が成熟し市場ベー…

デフレと円高の何が「悪」か

「デフレ(期待)」と「円高」、この双子の兄弟を何とかしないと景気は良くならない、と思う。 両者は密接な関係を持っている。そして、景気・雇用・賃金・消費・投資にマイナスに作用する。 だから、「デフレ」と「円高」が日本経済にマイナスということをよ…

藤巻健史の「金融情報」はこう読め!

藤巻健史の「金融情報」はこう読め!作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/10/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (11件) を見る 藤巻さんのこれまでの著作のなかで、藤巻さんの考え方が一番ストレートに出ている…

資本主義のコスト

景気とリスク資産価格はすごく関係しているように思うのだが、マクロ経済学の教科書にはその関係はほとんど出てこない。 そこが不思議だった。資本主義のコスト作者: ロバート・J・バーバラ,菊地正俊出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/07/23メディア: 単…

待望の2冊

永らく読みたいと思い続けていた2冊の翻訳がついに出た!。 大前研一氏の訳は長く絶版で近所の図書館にも無かった。読みたかった。現代の二都物語作者: アナリー・サクセニアン,山形浩生,柏木亮二出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/10/08メディア: 単行…

「金融工学」は何をしてきたのか

立ち読みメモ LTCMの危機も今回の危機も本質は「流動性」の消失にあったと今野教授は指摘。「金融工学」は何をしてきたのか 日経プレミアシリーズ作者: 今野浩出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2009/10/09メディア: 新書 クリック: 22回この商品…

「景気と経済政策」 by 小野善康

とても勉強になる本だ。藤巻さんのマクロ経済の見方を理解しようとするにあたり、この本は役に立つ(と思う)。 景気と経済政策 (岩波新書)作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/09/21メディア: 新書購入: 4人 クリック: 51回この商品を含む…

藤巻健史の「金融情報」はこう読め!

書店にて発見、さっそく購入。さあ週末にじっくり行間を読もう。 藤巻健史の「金融情報」はこう読め!作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/10/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (11件) を見る

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 5

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 4

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 3

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 2

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 1

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

「日本銀行は信用できるか」 by 岩田規久男

岩田教授は怒っている。 日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/19メディア: 新書購入: 10人 クリック: 163回この商品を含むブログ (73件) を見る 私の認識では、法学は「何を正しいとするか」(…