1月23日モーニングサテライトの藤巻さん

本村さん金利は低いまま、土地や株はこのまま強気?
バブルと同様なメカニズムが働き始めている。バブルは、日銀が長期に金融緩和を続けたがゆえ、CPIは安定しているが土地と株が上昇したという現象だった。今はバブルの時以上の金融緩和がより長期に続いている。
石油ショックの時も、石油の供給が細る以前に、列島改造の積極財政+未曾有の低金利(2.5%)があった。
グローバルには03年に株価、04年・05年には不動産、06年には株価が上昇した。日本だけが乗り遅れている。世界の投資家は出遅れた国(日本)に資金を投入するだろう。

「円安こそ日本経済再生の道」と考える海外の投資家が多い。海外投資家は円安を予想する場合、直物で円を買うと同時に先物で円を売り為替をヘッジするため海外投資家の資金流入は為替には中立。円安が進みながら土地と株が上昇するだろう。

土地は二極化するだろう。理由 : 地方財政がきついため人口集中化政策をとらざるを得ない。人が集まるところは上昇する。


--- ここからは私のたわごと ---


地方財政も膨大な赤字を負っている。財政破綻しても政府も大赤字で助けられず、限られた歳出で行政サービスや社会資本投資・維持を行うためには生産性の高い土地に人を集め(文化的な生活を維持するために)限界的な土地から撤収せざるを得ない、膨大な累積赤字は社会にこんなふうに圧力を加える...。

私はバブルと崩壊*1は絶対にイヤなので日銀には先を読んだ金融政策をしっかりとやって欲しいですが、もうすぐあのバブルから20年ですからまた新たなバブルが来ても不思議ではないかもしれません。

  • バブルの主役世代(?)がリタイアする
  • 社会人にバブルを知らない世代が増えてきた
  • 呪われた過剰貯蓄が解消され消費が増える
  • また人口の年齢分布特性も需要増に向かう
  • 昔は「特金(特定金銭信託)」で法人がイケイケでしたが次は「ラップ口座(一任勘定)」がはやるかも
  • 人々は経験を外挿し期待を強化しがち
  • 人々が日銀は利上げできないと思い込に過剰なリスクテイクをする
  • 人々が土地や株は上がるものと思い込み過剰なリスクテイクをする

バブルがおきるためには神話*2が必要だそうですが、次の神話は何でしょう。

*1:そして恐慌or/and財政破綻ハイパーインフレ

*2:土地は上がり続けるとか、ニューエコノミーとか