2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
デフレから脱出して本当の構造改革が進むことを期待していたら逆風が吹き始め、復習をかねて軽い気持ちで読み始めたら、わかりやすくていい本でした。デフレはなぜ怖いのか (文春新書)作者: 原田泰出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/10/20メディア: 新…
読売新聞朝刊3月30日の「本よみうり堂」というコラムに土井英司さんはこう書いておられる。 日本のモノ作りの精神は廃れたのではなく、今や違うところにあるのではないか、という気になってくる。 つまり、やる気のある若い職人や技術者は、古い考えに凝り固…
GoogleのBook検索を試していたら、藤巻さんとロイターの携帯情報端末を発見。 こちらを参照。
剣が峰氏によれば、 日本はモノ作りの国として、堅固な輸出競争力を維持している。 しかし、日本経済の立ち位置は、日一日と沈み続けている感がある。 どこかでボタンを掛け違えてしまったようだ。 と始まり、 かつては海外からの借金を抱えた新興国であり、…
要約は次のとおり。 日本の財政を維持できる可能性が後退している。試算では、最も楽観的なシナリオをベースにしても、100年後の「破綻確立」は62%と1年前よりも18%も悪化した。債券市場ではこうした財政破綻の可能性の高まりが相場に織り込まれておらず、何…
2001年ごろ、シリコンバレーで半導体設計をやっている連中は、「優秀なエンジニアが長時間労働することがこの仕事(ある設計工程)の本質だ」などと言い、台湾系は「台湾の方が人件費が安いから新竹にデザインセンターを作った、大陸の方が若くて優秀なヤツ…
日経ビジネスオンラインの時流超流に「モノ作り・輸出依存の罪 『強い通貨』を成長のチャンスに」という記事がある。 そこには 「強い円」でこう変わる 投資を呼び金融業強化 消費を刺激、小売り活性 製造業は高付加価値化 とある。 私は因果関係が逆、と思…
以前のモーサテ出演時のコメントと同じです。 私は、「なぜアラブや中国が買っているのか」を考える。今までは極めて保守的で債券投資しかしていなかったアラブや中国の政府系投資機関が株というリスク資産を買っているのは、この段階で米国金融株を買うのは…
"The Wold is Flat"となった時代を生きるための勉強は続く。 MicrosoftでWindowsやInternet Explolerを設計していた中島さんの本を読むと、私が日本にいて薄々感じていたことを米国に住む中島さんがはっきりと書き、「やっぱりそうだったのか」と感じたこと…
海部美和さんのブログ "Tech Mom from Silicon Valley"の3/18の「企業の『成長という幻想』」にて、 海部さんの友人氏いわく 「だからさぁ、成長しない安定した『キャッシュカウ』(じっとしていてもミルクが出てくる)になったら、そのお金は配当にして株主…
ビジネス書を紹介するという企画に対し藤巻さんは「ビジネス書は読まない、リスクを取らない人の本を詠んでもしょうがない」という趣旨の回答。でもこれでは紙面が空白になってしまうので、英語のBloombergでニュースを読み、CNN Moneyで米株の株価をチェッ…
一部報道によればトヨタの奥田会長という声もでた(ご本人はさぞ迷惑したことでしょう)そうですが、このことからも「中央銀行総裁にどんな資質が要求されているか」を与野党の政治家の多くがまるで分かっていないことが、よーく分かった。そして私は非常に…
雑誌 プレジデント ファミリーに藤巻さんが登場。テーマは教育の話。ほぼ既出の話題でした。ポジショントーク関係は一切無し。 (本当は、逆風にめげずいっぱいポジショントーク(プロパガンダ)したものの、記者や編集者にカットされたのではないか、と私は…
グローバル化した世界をどう生きぬけばいいか?、「ウェブ進化論」と「フラット化する世界」を読んで以来の私自身が悩み考えていることろです。アメリカの経済政策―強さは持続できるのか (中公新書)作者: 中尾武彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008…
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーblogにて、「株式投資はゼロサムゲームか?不労所得か?」というテーマで真剣な議論がなされていました。 フムフムとうなづきつつ私なりに基本に立ち戻って考えてみました。そもそも株式会社が生まれるときには、 志とアイ…
合理的とは思えない政治的理由で日銀総裁人事が迷走しているせいか、投機家が円売りドル買いのポジションを解消しているせいか、円が高くなり日本株が売られました。 藤巻さんの主張のロジックは 為替レートとリスク資産(不動産・株)価格の関係 ... 円が安…
私は日本にへばりついているので例えばシリコンバレー在住の方のブログを参照したりします。 http://www.chikawatanabe.com/blog/2008/03/post-2.html シリコンバレーでは諸悪の根源の住宅相場もほとんど下がってないし、高速道路は混んだまま。「この世の終…
直伝 藤巻流「私の個人資産」運用法 (講談社+α文庫)作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る読み返していました。 藤巻さんの個人ポートフォリオ(藤巻さんの長期のポジション) 長期の固定…
日本国の原則―自由と民主主義を問い直す作者: 原田泰出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 78回この商品を含むブログ (27件) を見るロジカルなエコノミストである原田泰さんによる日本の経済成長と戦争の…
米国の実質GDPの変動は85年を境に急速に小さくなった。 これを「大鎮静」という。単なる幸運という説もあるが構造変化という説もある。構造変化説には金融政策の技術の向上も含まれる。金融政策になにが起きたのか? 貨幣の重視 (フリードマン的観点) 物価の…
「日銀総裁には(旧大蔵)官僚出身者は良くない」というような議論が政治の世界で言われているが、一有権者としては、もう少しまともなことを議論して欲しい。 せめて マクロ経済の理解・認識がまともかはずれているか どういう政策を道具箱に入れているか …
ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! を読んで「なぜGoogleの創業者2人が議決権を支配できるような株式をもっているのか」やっとわかった。(正確にはわかったつもり、にすぎませんが) 私は「ウェブ進化論」(ウェブ進化論 本当の大変化はこれか…