2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日経朝刊の連載小説

現在の日経朝刊の文化面の連載小説は堺屋太一の「世界を創った男 ジンギス・ハン」です。(前の連載はあの「愛の流刑地」でした)。この小説で、物々交換と略奪(!?)が財の交換手段だったモンゴルの遊牧民に通貨が持ち込まれる様子が(ちょっぴり)描かれていま…

中国の経済政策

マクロ経済学の教科書を読むと、適切なインフレ率(物価)と失業率と、豊かさを達成するための経済政策には、財政と金融(金利)と為替があり、近年では、政府内のコンセンサス(妥協)をとり議会で審議するためタイムラグが大きい上に変な要素が入り込む財…

中国のベースマネーとマネーサプライ

せっかくの機会なので中国のベースマネーとマネーサプライをチェックします。1RMB(人民元)=14円で計算。中国のGDPは日本の半分。日本を500兆円とすると中国は250兆円中国の人民銀行の資産(=負債)合計は11.6兆RMB 約163兆円 日銀は約150兆円、だったかな…

「まっとうな経済学」 by ティム・ハーフォード ランダムハウス講談社

少し前にでて書店に平積みされている別の本のタイトルを意識したような日本語版タイトルですが、オリジナルタイトルは "The Undercover Economist" こちらの方が内容を語っています。 カフェイン中毒患者でユーモアたっぷりの著者が現実世界の様々な現象をミ…

中国の中央銀行

ユキカゼ艦長のユキカゼ掲示板 http://tcup7004.at.infoseek.co.jp/nohome/bbs への書き込み ○人民銀行の資産海外資産 7.5 兆元 (↑主に米国債と思われるが詳細は未発表)政府関係の債券 1.0 兆元 金融機関の債券 1.9 兆元 その他資産 1.2 兆元合計 11.6 兆…

日経 十字路 「非正規雇用の増加と格差問題」

今週の経済週刊誌は3誌とも給料や低賃金労働の特集でした。 さて、少し前の日経に菅野雅明さんがこのように書いてらっしゃった。 非正規雇用の増加という格差問題の解決は正規雇用者の過保護規定を変えることが基本だ。 これはミクロ経済学のテキストに出て…

9月14日モーニングサテライトの藤巻さん

最近のマーケットで言われること 米経済の軟着陸を心配 インフレ懸念で株が下落 G7で円安を議論へ に対する藤巻さんの反論。 アメリカ経済は過熱から原則し巡航速度へ。経済にとっても株にとってもゴールデンタイムだと思う。軟着陸は良いことだ。 金利を懸…

菅野雅明さんの見解

http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/_i_12_6001.html藤巻さんの本等で勉強したので 企業が借金返済から設備投資 => 長期金利上昇 企業への銀行貸出増加 => マネーサプライ増

大前研一「新・経済原論」

大前さんの"The Next Global Stage"の日本語版、「新・経済原論」 (ASIN:4492521607) がでました。 大前さんは似た内容の本をいっぱい書くので、最近はオリジナルが英文で書かれた本の日本語版だけを買うようになりました。 大前さんは、クリントン政権のとき…

ルターの通貨論

今日の日経朝刊マーケット総合面の大機小機に「ルターの通貨論に学ぶ」という興味深いコラムがありました。 宗教改革のあのルターは「絹や香辛料の輸入は金を失うことになる、ドイツは金銀を外国に渡し世界を豊かにしドイツは貧しいままでいる」と論文にかい…

日経マネー 05年12月号の藤巻さん

半年以上前の話です。雑誌記事の要約を発行直後にのせるのはマナー違反かと思いますが、もうOKでしょう。個人ポートフォリオは全額インフレ対応資産 日本株 土地 ドル資産 (米国株、MMF、など) 固定金利の借金 これから日本では確実にインフレが来る。景気…

ファイナンスの教科書

ファイナンスの基礎を知ることは、経済の動きでリスク資産の価格の方向を理解することにつながります。正味現在価値 Net Present Value 略してNPV という考え方 NPV = ΣCF(t) / (1+r)^t CF(t) t年後のキャッシフロー r = 国債の金利 + リスク は、未来を現…

メモ

はてな記法の使い方をいくつか覚えました。過去の日記に記法を追加中です。

バブルの歴史

過去1年ぐらい、歴史を勉強しました。 大規模なバブルにはペーパーマネーの発行と信用の膨張が絡んでいるそうです。信用の膨張はいずれ自身のサイズゆえ膨張不可能となり、その時点でバブルは崩壊する。 バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投…