2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月26日日経朝刊 日銀総裁講演より

新聞の要約を更に要約すると 「家計は労働力を提供すとともに資金の出し手でもある。家計の金融資産のより有効な活用への期待が高まっている」 家計が抱える約1500兆円の金融資産が投資にまわって経済を活性化すれば「経済成長率が高まることも十分ありうる…

プロパガンダ 2007/2/26

プロパガンダが更新されました。 今回の注目ポイントは、藤巻さんも「バブルへGO!!」です。 しかしながら、利上げは、本来「あるべき時期」よりかなり遅れているため、2月に利上げがあろうとなかろうと相変わらず日本の土地と株価は上昇を続けると考える。現…

再びトービンの金融論(原題は"MONEY, CREDIT, AND CAPITAL")を読み始める

1年前にも読みましたが消化不良を起こしました。再び読み始めました。 実世界では資産とか資産価格は人生を何かと振り回す(?)にもかかわらず、初級のマクロ経済学の教科書には株式や不動産は出てこない。ケインジアンの世界では貨幣と債券だけで大胆に割…

実質経済成長率

日銀が短期金利を0.25%利上げし0.5%としました。 これはさておき、 民間調査機関の成長率予測が日経の朝刊に出ていました。 06年度実質成長率 06年度名目成長率 07年度実質成長率 07年度名目成長率 15社平均 2.0% 1.3% 2.1% 2.3% ふむふむ、06年度は0.7%のCP…

JDR

2月18日の日経1面に、年内にJDRが解禁され、JDR(預託証券:外国企業の株式を信託銀行があずかり、その預り証を株式のように市場で国内の通貨で売買する証券)を利用し米シティが東証に再上場するそうです。株式交換での企業買収を視野に入れるならばJDR利用…

2月17日「ブロードキャスター」の藤巻さん

たまたまチャンネルを変えたらブロードキャスターで、偶然にもゲスト出演の藤巻さんのコメントの途中でした。そのコメントは、「日本の会社の時価総額はグローバルな欧米の会社に比べ小さい、三角合併解禁で日本の会社の経営者は買収されないよう時価総額を…

成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学 4章

成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学作者: 齊藤誠出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/12/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (22件) を見る を読むとナルホド!というマクロ経済学的論理展開を学べ非常に面白い。 さて…

企業預金減少

日経の報道(←詳細はここをクリック)によれば、 企業の銀行預金、減少鮮明!国内銀行の法人預金の残高 2006年4月の120兆円 から 2006年末には106兆円。企業部門の貯蓄(借金返済と貯蓄(投資の延期))はいつまでも続かない、家計部門の貯蓄も減少、政府は相…

2月6日 日経夕刊 十字路 追記

以下は私のつたない知識で書いています。よくよく注意して読んでください。 日本のマネタリーベースはバブル期の2倍以上、しかし貸し出しが伸び悩むためマネーサプライはそれほど増えていない。マーケットがジャブジャブのマネタリーベースからくる将来のマ…

雑感 ちょっと疲れて 2月13日追記

マクロ経済学の時間軸上の扱いに馴染みたいとか、財市場(実体経済)と金融市場(訂正)リスク資産市場の関係を自分なりに理解したいといった動機で 新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅 をかじり始めました。面白いのですが、ちょっと消化不良…

フリーランチ投資家 by 岡崎良介

内容を大胆に要約すると、 (1) 海外債券、海外株式インデックス、日本株インデックス、それに日本債券で長期の国際分散投資で、売買タイミングに気を使わず楽チンにリスクを抑えつつ資産を増やそう、 (2) 経済、景気循環に対する考え方、 (3) 日本…

2月6日 日経夕刊 十字路

以下はJPモルガン証券の菅野雅明さんの「日銀お墨付きの円安が始まった」の私の理解による要約。 日銀 1月の利上げ見送り → 利上げのテンポは市場の予測よりも穏やかなことを事実上公言 FRB 中期的インフレ懸念を繰り返し表明 → 市場の利下げ期待を沈静化 EC…