2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊朝日の藤巻さん

「息をするだけて損をする気分」とか「窒息しそうな気分」とか「テニスの腕前は円レートに関連する」とか、逆風に耐えている藤巻さんが週刊朝日に登場。 週刊朝日では日本株下落は福田総理のせいというトーンですが、藤巻さんの見解はどうか?。 ... 立ち読…

金融政の伝播経路

Frederic S. Mishkinの教科書 "The Economics of Money, Banking, and Financial Markets" はすばらしい。 藤巻さんがはしょったロジックの理論的背景が書いてある。 読むのに半年以上もかかったが本当に読んでよかったと思う。 とても重要な本なので日本語…

武者陵司氏の新帝国主義に関して

日経ネットPlusにインタビュー記事を見つけた。 記者によれば、武者さんは「先進国と新興国が統合され相互依存しながら繁栄するグローバル経済を古代ローマ帝国になぞらえ「地球帝国」と名付けた」のだそうだ。 帝国という言葉にはいろいろなイメージがある…

藤巻さんの月刊Voice 2月号の"「値上げ」繁栄論"の全文 on Internet

yahooとgooに出ています。 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080116-02-1401.html http://news.goo.ne.jp/article/php/business/php-20080121-01.html まだ雑誌が書店にあるにもかかわらずnet上に公式に出るということは、広く世間に知らし…

東アジア共通通貨構想

日経新聞のYEN漂流に東アジアの共通通貨構想等がちょくちょく出てくる。 モノ・人・おカネが国境を越えて大量に自由に往来する同一の経済圏ならば共通通貨の意味もわかるが、東アジアはそうじゃない(と思う)。 金融政策の自由を失うだけでメリットなんか見…

円高が良いか円安がよいか

1月からスタートした日経新聞のYEN漂流シリーズは興味深い。 日経ネットPlusではこちら 「実力伴わない円高は必要ない」とそれに対するコメントを見ると円高が良いという主張が多いみたい。 藤巻さんの主張は、「経済の実力に見合った為替レートになるのが良…

雑誌Voice 2月号 「値上げ」繁栄論 −資産インフレが導く物価高は経済を好回転させる by 藤巻健史

藤巻さんに逆風が吹いていますが、行間を読みつつ藤巻さんのロジックを勝手に考察します。 今回の注目ポイントは,少しトーンが変わったように感じられること。 政治に対する期待が低下し、日銀の金融政策が頼り? バブル警報解除? Voice (ボイス) 2008年 0…

円高ドル安、日本株安

NY株が下がったから、円高ドル安に振れたから、今日は日本株も下がるだろうとおもっていたら、案の定。 さて、為替が円高ドル安になるのは日米金利差の縮小を見越したためかも知れないが、どうして日本株がこんなに安くなるのだろう。 為替レートによる輸出…

クリエイティブ・クラスの世紀 by リチャード・フロリダ

グローバル経済を生き抜くための勉強シリーズとして読んだが、グローバル経済下での経済成長政策を論じた本で、グローバル投資(経済成長する国・地域のリスク資産を買え!)アイデアの勉強として読んだ。クリエイティブ・クラスの世紀作者: リチャード・フ…

雑誌 Voice 2月号 藤巻さん登場

日米とも株価がストン(日本はドカン)と落ちたタイミングで、「世界経済は絶好調」という出だし。 今回も間が悪いというか、ジンクスというか。 Voice (ボイス) 2008年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/01/10メディア: 雑誌この商品を含…

1月8日 日経経済教室 by 冨山和彦 「後世への富継承こそ品格」

ロジカルでクリアでストレートな主張だ。 私もそう思うので、ロングテールの末端の本ブログでも勝手に「プロパガンダ」しようと思う。 日本は衰退国である。(中略) 品格論者は「日本はカネ、カネ、カネの社会に成り下がった」と嘆くが、実際は、世界的にもカ…

FRBの金融政策とグローバル経済

日経ビジネスオンラインの 「高成長に戻る世界経済と取り残される日本」 と それに対する読者のコメント は興味深かった。 アメリカ経済が低金利でついつい過剰なリスクテイクをしてFRBの利上げでサブプライム問題が発覚しちゃったわけだが、 (1) 「カネを約…

ケインジアンのMoneyの流通速度 その2

ミシキンの教科書を読んでいてハタと気がついた。 トービンによれば、Money保有には機会コストがかかる(利子がつかない、他に、財布を落とすかもしれないし盗まれるかもしれない)。 片や債券のような資産保有には売買手数用というコストがかかるし取引にも…

ケインジアンのMoneyの流通速度

ケインジアンの場合、流通速度Vは V = Y / f(i, Y) ここで Y は実質GDP, i は利子率, f(i, Y) は流動性選好(貨幣を保有したい度合い)関数で i に関して減少 Y に関して増加関数。 低金利の時(不景気の時) i は小さい → f(i, Y) は大きい → V は小さくな…

日経・経済教室のサミュエルソン

1月3日の日経新聞の経済教室は「'08ニッポン再設計」というシリーズもの第1回目としてポール・サミュエルソンが登場し、私にとっては興味深い内容だった。 以下は要約。 戦後の日本の高度成長は奇跡的であったがサミュエルソンにとっては必ずしも意外ではな…

フィナンシャル・ジャパン1月号の藤巻さんのインタビュー記事 on 木村剛さんのブログ

木村剛さんの週刊!木村剛にて 「フィナンシャル ジャパン」1月号 特集 資産防衛最前線 傾向と対策 より 藤巻 健史氏(フジマキ・ジャパン 代表) で始まり,詳細はこちらを参照 http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_3e99_2.html