2009-01-01から1年間の記事一覧

国の借金 家計の貯蓄頼み 限界 --- 日経朝刊1面top記事

日経や雑誌で政府の財政赤字のファイナンスが困難になりつつあるという記事が増えてきた。 これまでは企業の借金返済と家計の貯蓄意欲が政府へのお金の出所だったが、家計部門は 高齢化で現役時代の貯蓄を取り崩して消費にまわす時期になった デフレで貯蓄し…

プロパガンダ 12/23

一昨日の日経に論説委員による財政赤字(国債)の記事が出ていた。藤巻さんがプロパガンダで取り上げるだろうと思っていたら 12月21日の日経新聞 5面(オピニオン・ページ)の大きな記事をご覧になったろうか? 「日本国債いつ火を噴くか」日経新聞論説委員…

BSフジ 12/15

ゲストは藤巻さんと勝間さん 以下は藤巻さんの発言のメモ 国債入札未達(札割れ) --- 国債は大暴落(長期金利急騰) 日銀の国債引受 --- マーケットはインフレを予測して長期金利は跳ね上がる 国債発行余力、日銀のバランスシートはパンパン。マーケットは…

プロパガンダ 12/13

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/12/post-36.html# すみません、今、次の本を書いていて追い込みで時間があまりないのです) 相変わらず本を一所懸命書いている。 楽しみです。テーマは何だろう?。 12月15日(火)夜8時から10時までBS フジ…

資本主義のコスト

景気とリスク資産価格はすごく関係しているように思うのだが、マクロ経済学の教科書にはその関係はほとんど出てこない。 そこが不思議だった。資本主義のコスト作者: ロバート・J・バーバラ,菊地正俊出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/07/23メディア: 単…

金融資産と財政赤字

政府が国債を発行し調達した資金を家計部門にばら撒き、家計部門がそれを全て預金し、その預金で銀行が国債を購入する、ゼロ金利環境時にこのサイクルを繰り返せば、政府はいくらでも資金調達でき、家計は預金残高が増え、両者ともにhappyかもしれない。 と…

金融緩和と資産価格

朝日(日曜日)、日経(火曜日)と連続して池尾和人 慶大教授のインタビュー記事・寄稿が掲載され、興味深かった。 政策金利や短期の金融市場金利がゼロ近傍にあっても、中長期の金利やリスク資産の利回りまでもがゼロに張り付いているのでなければ、中央銀…

新規国債53.5兆円

夕刊より 2009年度の見通し 新規国債発行額 53.5兆円 税収 36.9兆円 2010年度の税収も40兆円を大きく下回る。 政府が借金して調達してばら撒いたお金が全て貯蓄経由で国債購入にまわれば、国民の金融資産と政府の累積赤字はパラレルに増えていけるかも知れな…

プロパガンダ12/6

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/12/post-35.html# こんなに財政赤字で潰れそうな国の通貨が強いわけがありません。このまま行けば円は大きくクラッシュします。それを避けるためには能動的にかつ早急に経済実態まで弱める必要があります。 「円…

プロパガンダ 11/30

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/11/post-34.html 「ドバイより日本のことを心配せよ」と言いたい。 日本には今や全く金がないことを認識すべきだ。27日(金)の日経CNBCで申し上げたが、円の上昇は「線香花火がポトリと落ちる前の一瞬の輝き…

円高は生活者の味方では?

11/27の朝日新聞be「フジマキに聞け」より 円高政策だと、輸入物価が安くなる。だから、一面においては「生活者保護政策」と言える。でも、円高政策の最大の問題は「日本人が仕事を失う」ことなんです。いわば「労働者首切り政策」だ。 為替レートは輸出産業…

プロパガンダ 11/23

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/11/post-33.html 相変わらず、日本は長期金利急騰を契機とするトリプル安の可能性を意識しながらのマーケット展開が長期に続くと見る。欧米株等への分散投資と、日本では債券ベアファンドの購入が望ましい。 金…

良い金利上昇と悪い金利上昇

Bloombergのインタビューにこう書かれている。 藤巻氏は世界的な金融危機が発生する前の06年6月に行ったインタビューでも、長期金利が6%に上昇する可能性があると述べていた。 06年は国債の借り換えがピークで国債発行がとても多かった年だった。(先日、…

Bloombergインタビュー、国債増発に「市場の反乱」、年末にもトリプル安へ

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aez4_ZzchzK0 冒頭に要約。 財政規律の働かない計画経済国家の日本に対し、早ければ今年末にも「市場の反乱」が起きると予想する。長期金利は5%前後へと上昇を始め、株安・円安を伴うトリプル安の…

プロパガンダ 11/17

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/11/post-32.html# いつもと同じで、強気。 あいかわらず米国株・米国経済に強気である。一方、日本経済・日本株については弱気である。とくに今年末から来年にかけてのトリプル安を心配している。したがって今は…

財政赤字のニュース

財政赤字のニュースも急に増えてきたように感じるなあ。

増資のニュース

このところ大型増資のニュースが多い。 政府の資金需要とぶつかるか?。11/18追記 ニュースをざっと眺めると 三菱UFJ 1兆円,東京建物 456億円,日本郵船 1500億円,NEC 1176億円,日立 4000億円,三井化学 642億円

プロパガンダ11/09

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/11/post-31.html 税収の少なさを強力にポジショントーク (昨年度の33兆円と比較して) さらに44兆円を金融機関が購入するのは大変だ。新たな購入資金が天から降ってくるわけではない。経済成長により預金が新規…

政府が財政赤字に窮すると

藤巻さんが朝日新聞beのコラムにて財政赤字でにっちもさっちも行かなくなった政府が取る手段の一つ「リスケジューリング」について触れていた。 10年の長期国債の満期の償還時に現金ではなく30年の国債を渡される、なんてことは無いでしょうねえ、と。

海外からも注目? 日本の財政赤字

民主党政権のおかげ(?)で日本の財政赤字が外国人からも注目されはじめているそうだ。 http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/2009/11/blog-post_03.html http://ow.ly/yNRC 以前から日本の財政赤字は巨大だったが国内の貯蓄で国債を消化できた。 ところ…

プロパガンダ10月31日

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/10/post-30.html# NYは下げたものの、強気なポジショントーク。 日本は、ますます年末にかけてのトリプル安の可能性が出てきたと思う。 財政問題からの長期金利上昇が引き金になると考える。財政があまりにもひ…

こども手当て

財政赤字を拡大し、こども手当てとして家計部門にお金を注入する。 家計部門がそれをパアーっと消費すれば景気にプラスでデフレ期に財政赤字を積み上げる意味もあるかもしれない。 でも、家計部門が将来を考えて全額を貯蓄したら、銀行や郵貯を経由して政府…

量的緩和嫌い

数日前の日経コラム「十字路」に中前忠氏が「超金融緩和政策の罪」というコラムを書いておられる。 超金融緩和政策はゼロ成長への途(みち)である。ゼロ金利を維持するための量的緩和政策は過剰設備の廃棄を遅らせ、供給過剰を放置することによって、経済の…

待望の2冊

永らく読みたいと思い続けていた2冊の翻訳がついに出た!。 大前研一氏の訳は長く絶版で近所の図書館にも無かった。読みたかった。現代の二都物語作者: アナリー・サクセニアン,山形浩生,柏木亮二出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/10/08メディア: 単行…

プロパガンダ10/25

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/10/post-29.html# 藤巻さんの強気なプロパガンダ(ポジショントーク)が載っていた。 大胆予想をするならば、年末までの長期金利急騰(国債価格急落)を予想する。最悪の場合、年末にかけて日本売りのトリプル安(…

「金融工学」は何をしてきたのか

立ち読みメモ LTCMの危機も今回の危機も本質は「流動性」の消失にあったと今野教授は指摘。「金融工学」は何をしてきたのか 日経プレミアシリーズ作者: 今野浩出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2009/10/09メディア: 新書 クリック: 22回この商品…

日経マネー12月号

まだ10月なのに気が早いことに12月号。 http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0ia0/104123/ 藤巻さんはいつもと同じ。(メガネが変わっていた) 日本株に関しては新政権の円高を容認するような・円高を引き起こしそうな政策ゆえ以前よりも弱気スタンス…

来年度予算95兆円? 税収不足で新規国債発行額50兆円越え?

グローバル経済の下で円を高くして、 問 内需振興を真剣にやるなら、円高が望ましいということですか。 答 もう以心伝心で分かるでしょ。 仕事を国外に追い出し、家計部門と企業部門の収入をいっそう減らし、税収が減り、財政赤字が更に大きくなる。 子供手…

「景気と経済政策」 by 小野善康

とても勉強になる本だ。藤巻さんのマクロ経済の見方を理解しようとするにあたり、この本は役に立つ(と思う)。 景気と経済政策 (岩波新書)作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/09/21メディア: 新書購入: 4人 クリック: 51回この商品を含む…

藤巻健史の「金融情報」はこう読め!

書店にて発見、さっそく購入。さあ週末にじっくり行間を読もう。 藤巻健史の「金融情報」はこう読め!作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/10/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (11件) を見る