プロパガンダ 8/11

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4416

今後の為替の動きは、ひとえに米国長期債金利がどうなるか、だ。9月からのFRBのバランスシートの縮小(=FRB米長期国債購入の縮小)を考えると、これ以上の米国長期金利低下は考えにくい。

中央銀行が債権を売るとき、それを買いたい買手はいるか?。米国債を買う必要があるどこかの中央銀行が存在するか?。

プロパガンダ 8/8

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4351

アラン・グリーンスパン米連邦準備制度理事会FRB)議長は、株式市場の行き過ぎを探し回る株式弱気派に対し、債券相場について心配した方がよいと警告した。実際にバブルが発生しているのは債券市場であり、それが破裂した場合には誰にとっても悪い事態をもたらすという。」「こうした金利が上昇する場合、かなり急速に上昇する公算が大きい。われわれが経験しているのは株価ではなく債券相場のバブルであり、それは市場に織り込まれていない」と語った。

長期金利があがりはじめたらヘッジのための先物のショート等がはいるから急速に上昇すると。

日本の金融機関のように大量の長期国債保有していると、後に大きな逆鞘が長期間続き、ボディーブローのように体力を奪っていく。存続が苦しくなり吸収合併されてしまうと言うことだ。

米国長期金利が急騰すると日本で金融危機が起きうるかもと。

プロパガンダ 8/1

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4274

長期金利を引き下げるため」に拡大してきたバランスシートを縮小に転じるのである。「長期金利を引き下げるため」から「長期金利を引き上げ」に変更するということである。少なくとも「もう引き下げない」ということだ。
FRBが長期債の購入を減らしていくのだから、需給バランスからしても、米国長期金利は押しあげっていくだろう。これは強烈なドル高円安要因だ。

長期金利はこれから上がると。

FOMC 声明発表直後米長期金利が下落したのは、FRBがそれほど強いコミットを示さなかったゆえに、ビッグショートをしていたヘッジファンドが買戻しをしたせいだといわれている。と言うことは、彼らは、バランスシートの縮小が実際に始まれば米国長期金利がかなり上昇すると思っているということだ。

なるほど。

米国景気は今も、そして今後しばらくの間、非常に強いと私は思っている。株価は史上最高値を更新し続け、不動産価格も堅調、完全雇用である。しかしCPIは低めに推移している。
これはまさに日本のバブル時代(1985年〜1990年)の前半期と全く同じ現象だ。狂乱経済といわれた日本のバブルは不動産と株の高騰で引き起こされた。完全雇用でもあった。しかしCPIは、前半の3年間は0.5%(全国平均)と、現在の日銀の目標の2%よりはるかに低く、CPIを注視していた日銀の引き締めが遅れてしまった。そして経済は狂乱したのだ。

なので(学習している)FRBを金融を引き締めて経済を巡航速度にする。

7月6日付米紙ウォールストリートージャーナルに 「FRB内に広がる資産バブルヘの警戒感」という記事があった。<株式・債券相場がミニバブルの様相を呈しているため、FRBはインフレ指標がこれ以上改善しなくても金融緩和の解消をより意識的に進める可能性がある><アムハースト・ピアポント証券のチーフエコノミスト、スティーブンースタンリー氏は、これだけ資産価格に注目しているのなら、FRBがバランスシート縮小を早期に始める可能性は高いと指摘>との内容だった。

スタンリー氏の言うように、FRBが株式・債券相場のミニバブルを懸念しているなら、BS縮小はそれを抑える意味で最も効果的だ。ドル・円の今後を考える際、FRBのBS縮小は大いなる注目点といえる。

フムフム。

プロパガンダ 7/24

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4256

私にも時々寄稿依頼が来る、世界的に権威のある経済誌「インターナショナルエコノミー」の夏号の特集は「Has the world been fitted with a debt straightjacket?(藤巻勝手訳:世界は借金からの拘束に対処できるか?)」
だった。導入部分に「アナリストの何人かは、巨額の負債を抱えた日本は、金利が高くなると日銀のバランスシート危機が起きるために、理論的に、この何十年間高い成長率が達成できなかったと言っている」と日本の巨額な借金に触れ、ジャン=クロード・トリシェ前ECB総裁、アルゼンチン中央銀行総裁、ハーバードやスタンフォードの教授陣に意見を求めている。
日本の借金の巨大さに世界が大いに注目しているのに日本の政治家がこんなに無関心なのはなぜなのか?こんなに財政が巨額なのに、更なる財政出動を促す政治家がいるとは、どういうことなのか?どうせハイパーインフレで将来、国民の財産を吸い取ってしまうのだから、「今は、ばら撒いておけ」とでも思っているのだろうか?それとも無知なのか?

無知のように思える。

プロパガンダ 7/18

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4171

マスコミの言う米金利上げとは「短期金利」の誘導である。バランスシートの縮小とは、「長期金利」を上昇させることである、という点だ。BS縮小とはFRBが満期になる米国債量的緩和で長期債を大量買いしてしまった)の買い替えを行わないのだから長期債の需給バランスが大きく崩れる。長期債価格の下落(=長期金利の上昇)だ。

短期の金利か、長期の金利か。市場が違うし、オペレーションも違う。

最近、あらゆるところで、「日銀OBの人達が異次元の質的量的緩和のことをぼろくそに言っている」と聞きます。私もそうだと思います。金融の知識があれば、そう考えざるを得ないでしょう。政府・日銀は「大本営発表」をもう辞めて「終戦時のショックをどう和らげるか」に英知を絞る時期だと思います。

政府topがあの人だから...

プロパガンダ 7/9

http://www.fujimaki-japan.com/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/4164

米紙ウォールストリートジャーナルの7月6日の「FRB内に広がる資産バブルへの警戒感」という記事は極めて重要だ。
「5日公表された6月13・14日開催分の連邦公開市場委員会FOMC)議事録によると、市場の過熱が次の危機の種をまくかもしれないとの懸念がFRB内で高まりつつあるようだ。労働市場が堅調で金融環境も安定する中、株式・債券相場がミニバブルの様相を呈しているため、FRBはインフレ指標がこれ以上改善しなくても金融緩和の解消をより意識的に進める可能性がある。

アムハースト・ピアポント証券のチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、これだけ資産価格に注目しているのなら、FRBがバランスシート縮小を早期に始める可能性は高いと指摘。それどころか、資産バブルを早めにつぶすことに注力するようになれば、FRBは経済指標の動向から妥当と考えられる水準よりも高い水準まで緩やかな利上げを続ける新たな口実を得ることになると述べた。」という内容だ。

FRBはタカでくると。

プロパガンダ 7/4

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/4155

Xデー後の数年間の国民の命を守るために 、日銀もドルを買い貯めておく(=どうしても「異次元の量的緩和」を継続したいのなら日本国債ではなく米国債の購入をする)など備えをするべき時期だ。紙屑のようにばら撒かれた円では、外国は石油も食料も売ってくれないがドルなら売ってくれるからだ。省庁間の縄張り争いで、為替は財務省の専管事項などといっている場合ではない。

「異次元の量的緩和」を継続したい ... ドンドン円を印刷したい。円の価値の下落。

政治リスク等はデイ・トレーダー(日計り)には重要であっても為替の動向の大勢には関係ない。為替動向は日米金利差、特に長期金利差で予想すべし。
私は日米長期金利差はこれからかなり開いて来ると思うので、ドル円急騰を予想する。

フムフム。