2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

こども手当て

財政赤字を拡大し、こども手当てとして家計部門にお金を注入する。 家計部門がそれをパアーっと消費すれば景気にプラスでデフレ期に財政赤字を積み上げる意味もあるかもしれない。 でも、家計部門が将来を考えて全額を貯蓄したら、銀行や郵貯を経由して政府…

量的緩和嫌い

数日前の日経コラム「十字路」に中前忠氏が「超金融緩和政策の罪」というコラムを書いておられる。 超金融緩和政策はゼロ成長への途(みち)である。ゼロ金利を維持するための量的緩和政策は過剰設備の廃棄を遅らせ、供給過剰を放置することによって、経済の…

待望の2冊

永らく読みたいと思い続けていた2冊の翻訳がついに出た!。 大前研一氏の訳は長く絶版で近所の図書館にも無かった。読みたかった。現代の二都物語作者: アナリー・サクセニアン,山形浩生,柏木亮二出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/10/08メディア: 単行…

プロパガンダ10/25

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/10/post-29.html# 藤巻さんの強気なプロパガンダ(ポジショントーク)が載っていた。 大胆予想をするならば、年末までの長期金利急騰(国債価格急落)を予想する。最悪の場合、年末にかけて日本売りのトリプル安(…

「金融工学」は何をしてきたのか

立ち読みメモ LTCMの危機も今回の危機も本質は「流動性」の消失にあったと今野教授は指摘。「金融工学」は何をしてきたのか 日経プレミアシリーズ作者: 今野浩出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2009/10/09メディア: 新書 クリック: 22回この商品…

日経マネー12月号

まだ10月なのに気が早いことに12月号。 http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0ia0/104123/ 藤巻さんはいつもと同じ。(メガネが変わっていた) 日本株に関しては新政権の円高を容認するような・円高を引き起こしそうな政策ゆえ以前よりも弱気スタンス…

来年度予算95兆円? 税収不足で新規国債発行額50兆円越え?

グローバル経済の下で円を高くして、 問 内需振興を真剣にやるなら、円高が望ましいということですか。 答 もう以心伝心で分かるでしょ。 仕事を国外に追い出し、家計部門と企業部門の収入をいっそう減らし、税収が減り、財政赤字が更に大きくなる。 子供手…

「景気と経済政策」 by 小野善康

とても勉強になる本だ。藤巻さんのマクロ経済の見方を理解しようとするにあたり、この本は役に立つ(と思う)。 景気と経済政策 (岩波新書)作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/09/21メディア: 新書購入: 4人 クリック: 51回この商品を含む…

藤巻健史の「金融情報」はこう読め!

書店にて発見、さっそく購入。さあ週末にじっくり行間を読もう。 藤巻健史の「金融情報」はこう読め!作者: 藤巻健史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/10/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (11件) を見る

プロパガンダ 10/15

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/10/post-28.html 今回の注目は、「アメリカは日本のようにならない」と藤巻さんが考える理由。 バブルの程度が違う(日本のバブルはもっとデカかった)。 時価会計 損失認識のスピードが違う。 日本は学習しなか…

10/12 日経 経済教室 より

重原久美春氏は「日銀、円高への警戒強めよ」と言う。 サブプライムショックの震源地から遠いはずの日本が、なぜかGDPが大きく落ち込んだ。輸出品目が日本と良く似たドイツは日本ほどダメージを受けていない。 その重要な要因は実行為替相場の変動による価格…

プロパガンダ 10/9

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/10/post-27.html 新刊「藤巻健史の『金融情報』はこう読め!」の発行が近づき、10/9のプロパガンダには表紙の写真がでていた。 帯に「ニュースを鵜呑みにせず経済を予測する力を養う」とある。楽しみ!。 10月7…

雑感 ドル安

「ドル安、インフレ懸念、金が買われる」−−−メディアではドルがジャブジャブでインフレ懸念だとはやしている(けなしている)ようですが、インフレ懸念ならば流動性の罠にははまりにくくて結構ではないか、こう思う私。 円も円安でインフレ懸念が語られるよ…

プロパガンダ 10/3 骨太な内容!

今回もいつもの調子で始まるものの、骨太な内容。 私は講演会で「日本・米国ともに株に強気」と言い続けてきた。米株については、相変わらず、大いに強気である。 日本の株価に関しては、講演会でも「米国株価に引っ張られる形で上昇するであろうが、その上…

「論争・デフレを超える」 2002年の論争を振り返ると part 5

論争・デフレを超える―31人の提言 (中公新書ラクレ)作者: 日高正裕,ブルームバークニュース出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/02メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るI.. デフレと生きるか、デフレと死すか II. 円安は救世主となり得る…

日本経済の貯蓄過剰

9月30日の日経朝刊 経済教室 (by チャールズ・ホリオカ 阪大教授) より 01年〜07年 家計貯蓄は対GDP比で大幅減少、政府貯蓄もやや減少(毎年の赤字が増加)、企業貯蓄はGDP大幅増加。 97年, 98年の金融危機で懲りた日本企業は保守的になり負債を減らした。 (…