2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」

2007年の経済週刊誌のビジネス書ランキングにて(確か)1位を取った本。人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか作者: 水野和夫出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 120回この商品を含むブログ …

北野一さんの本「なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか」が出ます

なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力作者: 北野一出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/06/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (16件) を見る6/27出版予定だそうです。 非常…

勝間式「利益の方程式」

仕事に役に立つ、おもしろい本だった。 利益 = ( 顧客あたり単価 - 顧客あたり獲得コスト - 顧客あたり原価 ) × 顧客数 ナルホド! 勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─作者: 勝間和代出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/04/04メディ…

為替の景気への経路

新聞・雑誌・本を読んでいて、「円高だから輸出企業にマイナス」とか「円安が輸出企業の業績に寄与」という「エコノミスト」のコメントをしばしば見かけますが、 為替はモノ・サービスの外国との取引の黒字 NX に影響する NX = 輸出 − 輸入 という関係だから…

6/17日経朝刊 経済教室 by 浜田宏一 エール大教授

今の状況と、過去の日本の金融政策を簡潔にまとめてある。 低所得者向けの住宅ローンは危険が伴うが、あたかも安全であるかのように見せかけて貸し手に提供してきた。 その「虚構」が暴露され、投資した貸し手や支払いを担保した金融機関が資金繰りに窮し、…

「現場力」って何だろう

日経朝刊に「価値を創る ― 停滞を越えて」という連載がある。今日の記事に イノベーションを通じて価値を創造するのは突出した「異才」か、それとも「現場力」か。価値を生み出す資源である人材を巡り、議論は常に振り子のように動く。 とある。ところで、「…

雑誌 THE 21 の藤巻さん

六本木ヒルズの高層ビルを背景に藤巻さんの写真つき。THE 21 (ざ・にじゅういち) 2008年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/06/10メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るインタビュー記事です。 内容は…

「歴史が教えるマネーの理論」

歴史が教えるマネーの理論作者: 飯田泰之出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/07/27メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 95回この商品を含むブログ (36件) を見る 「おカネとはなにか?」というテーマで書かれたわかりやすい良い本だと思います。…

「円高にすれば景気は回復する」論の背景

「円高で景気は回復する」という主張の経済学的ロジックを知りたく、代表的円高論者である三國陽夫氏の「黒字亡国」を読んだ。 その結果、固定相場制と変動相場制のマクロ経済への作用の差異を復習できて有意義であった。 対米黒字が日本経済を殺す 黒字亡国…

米「為替介入 排除せず」

昨年12月ごろ、藤巻さんは「介入があるかも」とプロパガンダしていましたが、今日の日経夕刊によれば ポールソン財務長官 「介入を検討対象から排除しない」 ガイトナーNY連銀総裁 「ドル相場に強い注意をはらっている」 バーナンキFRB議長 「歓迎できない物…

プロパガンダが更新された

http://www.fujimaki-japan.com/propa/200866162224.html 今回のプロパガンダを要約すると 米国企業は時価会計だから「峠は越した」発言は信用に値する。峠を越したならば株価が上昇し逆資産効果が資産効果に変われば個人消費は増え、実体経済は好転すると考…

「改革の欧州に何を学ぶか」

藤巻さんの推薦図書?のひとつです。 99年の本ですが、渡部さんのロジカルなViewと現在の状況とを比較すると、ロジカルな考えかたのパワフルさに感動します。 もっと早く読めばよかったと後悔しますが、当時のレベルでは読んでもたぶん理解できなかっただろ…

デフレからインフレへの転換

6/2 日経朝刊 「月曜経済観測」 by モルガン・スタンレー・アセット・マネジメント投信社長 ジョン・アルカイヤ氏 食料品などの値上げが相次いでいるが、まさにデフレから脱しようという瞬間だ。 先週の株価や長期金利の上昇は、日本経済の好循環入りの可能…

ウォール街のランダム・ウォーカーと日本の半導体とTSMC

5/25の「『だから技術者は報われない』より」の続きバートン・マルキールの ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理 を読み返していたある日、日本の半導体産業はツライ、一方TSMCはうまいビジネスモデルだ、と気づいたという2003年ごろの話…