2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロの行方 (続:宝島5月号(no.658)の藤巻さん)

藤巻さん 「ユーロは30年後も存在しているかどうか疑問に思う」このコメントから、ハタと気がつきました。藤巻さんが視野に入れている時間レンジは30年以上ではないか、50年とか100年といった歴史的レンジで眺めつつ今を考えるのではないか、と。私は経済の…

米国金利上昇と新興国市場

藤巻さんは新興国市場に関し、「規模が小さな新興国市場に先進国の投資家がいっぱい投資していて、何かあったときに全員が売ろうとし、(暴落し)売るに売れない状態になる恐れがある」、とコメントし警戒的でした。 何よりも流動性を重んじる藤巻さんらしい…

宝島5月号(no.658)の藤巻さん

私なりに要約すると、キャリートレードは幻想に過ぎない。 今後の為替の要因は、個人の外貨投資。個人投資家が国内の低金利に嫌気がさして高金利の海外市場に流れている。為替証拠金取引のようにレバレッジをかけて外貨投資をする個人もいる。日銀が利上をし…

地価16年ぶりに上昇

地価下落が続くと企業のB/Sの左(資産の部)が実質縮小する。すると、負債を減らさないとすると右側のEquityが実質的に縮小することになる。そしてEquityが0に達するとそこから先は実質債務超過で会社は非常に不安定になる。それを避けたい一心で企業は負債の…

NBonlineより

不動産の偽装鑑定!? http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070315/121133/ バブルな雰囲気がだだよいはじめた? 警戒モード Switch ON!

朝日新聞 フジマキに聞け

藤巻さんいわく。 雇用主が誰であろうと生き延びるには能力が不可欠になる。日本式の「就社」ではなく真の「就職」が必要になるのだ。 株式投資をやっている知人いわく。 会社の役員達は市場の風に強くさらされるせいか投資家の視点からみて納得できることを…

中国政府の外貨の運用会社

国内の需要以上にガンガン生産し経常黒字の中国は輸出で稼いだドルやユーロを人民元に換えると人民元のレートが上がってしまう。為替レートを保つ為に人民銀行は外貨を買い人民元をガンガン(印刷)発行する。そうするとインフレになっちゃうし、その前に資…

外貨準備高

3月17日の日経新聞の報道によれば、日本の外貨準備高は2月末時点で9050億ドル(100兆円以上)あるそうです。その多くは金利0.6%のFBで調達し米国債で5%前後で運用し、運用益の一部を一般会計に繰り入れている。政府によるキャリートレードです。政府が発行し…

雑誌 Voice 4月号の藤巻さん その2

藤巻さんの文章の一番最後に、唐突に、市場の話が出てきます。 本当に効率のよいマーケットが生まれれば、「市場の暴力」はあまり起こらない。市場の暴力が起こるから資本主義はダメだという人がいるが、ロジックが逆だ。おかしな規制がたくさん残っているか…

雑誌Voiceの藤巻さん

最初の感想は (1) 藤巻さんにしてはずいぶんストレートだなあ。これを読み頭にくる人もいるんじゃないか、 (2) あれ!、「円安」の2文字が無い。 今回のテーマは そもそも格差を否定するということは、経済成長そものを否定すると言うことである。 今回の主…

3月12日モーニングサテライトの藤巻さん

明日(13日)あたり藤巻さんが出演するじゃないかとか、キャスターの本村さんおめでとうとか思いつつ、仕事の都合で早朝から出かけました。そしたら「本日出演だった」とプロパガンダ読者宛にe-mailが...。テレビ東京のWebサイトとプロパガンダ読者あてe-mai…

アエラ3月5日号の藤巻さん

「利上げで株、ローン、為替の次の一手」という記事の中に藤巻さんへのインタビューが組み込まれています。ざっと眺めたところ、従来からの藤巻さんの主張と同じです。「日銀が利上げしたとはいえ、金利差で円安!」。 ところが(出版後に)円キャリーの巻き…

日銀総裁講演 イエコノミー

3月3日の日経朝刊のイエコノミー特集に日銀総裁の基調講演の要約が出ていました*1。 人生は夢の実現に向けて、金銭面での制約や帰結も考慮しながら複雑な方程式を解く意思決定の連続で、企業経営と通じる。リスクを認識し、うまく対処しながら生活を「経営」…

トービン「金融論」 5章、6章、7章

私の理解した範囲では、貨幣数量論では資産価格は一般物価と同じ割合で同時の変動し、初級のケインジアンの世界では資産は貨幣と債券の2種類しか出てこない。ゆえに、金融を緩和すると 1) まずリスク資産価格が上昇し、それが 2) 景気を加速し、3) 一般物価…

お世話になった本、お世話になっている本に

感謝の気持ちを込めて! 最近はWebに色々なサービスがあります。 試みに、このような本棚を作ってみました。 http://booklog.jp/users/guerrillaichigo まだ作成途中です。 暫定です。気が変わったらやめるかもしれません。