10月10日発売の雑誌VOICEに藤巻さんが寄稿
最近プロパガンダが更新されないのは「休むのも相場」*1だろうと勝手に解釈していたところ、プロパガンダ会員向けe-mailが届きました。
- 9月25日12時から約30分間 ブルムバーグテレビに出演
- 10月10日発売の雑誌VOICEに寄稿
内容は藤巻さんWatcherには見なくても想像がつきますね。
今回のe-mailの私の注目ポイントはここです。グローバル経済に関しては
サブプライム問題の真の問題は、世界中で産油国の金、中国の金と過剰流動性が存在し、金融を引き締めなければいけない時期に金融を一時的にでも緩めてしまったことにある。これは1980年代後半の金融情勢と全く同じである。
日本経済に関しては
日本でも、プラザ合意で円高が進んだ。円高防止のために金融緩和をし、過剰流動性を供給した。そのように金融引き締めをしなければいけない時に、1987年ブラックマンデーが起こり、中央銀行は流動性を逆に供給してしまったのである。過剰流動性を引き上げなければいけないところに供給してしまったのである。これが、その後の資産バブルにつながった。私の予想する土地・株の価格高騰は単なる高騰にとどまらず、大変な高等、すなわちバブルといわれるほど上昇するリスクが増えたと考える。
資産インフレにとどまらずバブルの可能性にまでに言及しています。
世界経済は巡航速度へ移行するシナリオから過熱シナリオを意識しなきゃいけないかも。FRBの金利の再引き上げに注目しようと思います。
日本がバブルになるリスク(確率)が増えた。バブルが長期金利を上昇に転じ財政破綻からハイパーインフレになっちゃうかも知れないリスク(確率)が増えたかなあ。人生戦略でワーストケースシナリオの可能性も気にかけなくっちゃ。
後知恵で言えば、日銀は7月にエイヤで利上げしちゃえば良かったかも。日銀と政治を見続けなきゃいけないですね。
Keyword: 藤巻健史
*1:例えばお酒を飲んだりプールで泳いだりとか