プロパガンダ9/12

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2009/09/post-26.html

世界的に株価の上昇基調は今後とも、かなり長くそして力強く続くと思っている。

その理由は

  • 金融システム危機の終了にともない「以前の株価レベルへ戻ろうとする力」
  • 危機対応に対応するための中央銀行の「流動性供給」の結果

しかしながら、日本株の上昇はパッとしない。 その理由は

円高のせいだ。(あとデリバテイブの欠如によるマーケットの薄さのせい)

そして、藤巻さんはいつものように

私は円安になると思っている。


以前ならば「財務省はウン十兆円の為替介入をすべき」でしたが、今回は藤巻さんは静かです。 なぜだろうか?。 前とはどこが違うのだろうか?。

「ばらまきのイメージの強い」民主党政権が、国債増発を決めると、今年の暮に1998年12月と同じような長期金利上昇が起こりうるのではないか、と考えてしまう。起こったとき政府・日銀は当時と同じような長期金利鎮静策はとれないのではなかろうか?

長期金利が上昇するということは

  • 市場が長期的にインフレを織り込む
  • 市場が長期の資金を欲している

こういう状況ではお金の回転が始まる(人々が貨幣を持たないようになる)ということだから...、

  • 先延ばししていた投資や消費が復活し
  • リスク資産が買われ、価格が上昇し、資産効果が働き始め
  • 民間の借り入れ意欲が復活する結果、マネーサプライが増大し
  • これらを織り込むかたちで円が先行して安くなることで、景気にプラスに作用する

というようなことが期待されるのかなあ。
また、こういう状況では国内の過剰な貯蓄は消えるから、経常黒字が消え、円高圧力が無くなり、円安になりやすい環境が整うということかなあ。