プロパガンダ 3月4日

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/03/post-45.html

最近「物欲はやめて、貧しくても心安く生きればよいのです」とか「競争原理が行き過ぎだ」とか主張している人たちは、どういう気持でこのニュースを聞いているのだろう。「今後、物欲を捨てよう」という主張は、すでに働き終え、なんらかの財産を蓄え、年金をもらえる人たちにとって良いかもしれないが、これから職を得て生きぬく糧を得ようという若い人にとっては、とんでもない話なのだ。

同感です。

政治家の基本的誤りは「為替は動かせない」と信じている点である。

経済がダメで失業で苦しむ国の通貨は安くなってしかるべきなのに、流動性の罠円高になってますます不況に苦しむなんて。

国民がドルを買ってドル高円安が進むのなら、他国政府は文句の言いようがない。しかも経済原理からすれば、日本のような財政危機の国よりも、健全な、しかも景気のよい国に金が流れるのは当然の経済原則である。

投資機会が無い国で貯蓄しようとするとき、貯蓄が海外に流れれば円安になり輸出ができ生産(=収入)が得られるのに、無理やり円で貯蓄すると消費が不足するぶん生産(=収入)が減らざるを得ない。 それによる不況・失業を何とかしようと、政府が財政支出しているうちに巨額な累積赤字になってしまった...。