プロパガンダ 4/19

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/04/post-50.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100413/213962/
今回はっきりしたこと

  1. 藤巻さんが国債入札未達成→トリプル安→ハイパーインフレと非常に悲観的に考える理由は、税収をはるかに上回る支出で国民にカネをばら撒く政府にマーケットが不安を感じ反乱を起こすと見ている、ということ。
  2. 経済低迷の最大の原因は円高。そして国内の需要減を何とかしようと政府がばら撒きを続けた結果が財政赤字。国内のリターンが小さいならば国外におカネは流れ円が安くなるハズなのに、市場原理に従う必要のない公的金融機関がおカネを集め国債を買うため、円が安くならない。景気は回復しない。

藤巻さんの日本経済の不調の見立ては、次のようなところでしょうか。
国内に投資機会が無いにもかかわらず円貨幣で貯蓄しようとする → 本来ならば貯蓄先が無くてリスク資産か外貨建て資産の購入に向かうことで、リスク資産価格上昇で異常な貨幣選好が消える(貨幣流通速度がUPする)か、円が売られやすくなることで景気が回復するハズだが... → 公的金融機関がおカネを集めてドンドン国債を買うことで政府が財政支出で経済の縮小を押しとどめてはいるが、財政赤字はドンドン拡大し → 危険な領域に入ってしまった。