プロパガンダ 4/30

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/04/post-52.html

今、経営論がもてはやされているが経営論で追いつく次元の差ではない。根本的な問題を解決しなくてはならない。戦車に「竹やり」で立ち向かう際、「竹やり」の長さや先端の角度を工夫しても「歯が立たない」のである。

円高是正を考えないと、日本経済、日本企業は何をやっても浮上できない。

為替のレベル修正を考えないと、すべてが徒労に終わる。バブル崩壊期の $/¥が140円、今が90円。景気が悪いのは当たりまえだ。ここに焦点を当てるべき!

円高では国内で生産するより海外で生産したほうが有利だから企業は国内に投資しないし(円の資金需要が無い)、国内の雇用も増えない。 にもかかわらず、円で貯蓄しようとすると消費は増えないし、円も安くならないし、貯蓄しようと努力して消費を減らした分の雇用も減る。 そして貯蓄したくてもできない程度まで経済が縮小する。
名目価格、名目賃金が十分に下落すれば国内の生産が回復するが、それまではずーっと不景気が続く。