プロパガンダ 12/1

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/12/post-214.html

私は、今非常にドルに強気である。長期的には上記の理由(財政赤字ハイパーインフレで解消せざるをえない)。短期的には金利差、貿易収支その他すべてのマターからしてドルが強くなるとしか思えないからだ。

やっと、待望のFRBの超金融緩和政策の出口がちらつき始めた!。

本来ならば、180円までの円安といいたいところだが、その主張だと、『フジマキは現実離れしたことをいう」と非難されるので、今回は最低130円から140円が必要といいたい。
安倍首相は、量的緩和によって円安を進めようとしているように思える。私は、量的緩和を行うこと自体は否定しない。日本が市場原理の働く資本主義国家ならば量的緩和によってあふれ出た資金が、よりよいリターンを求め海外に流れ出すので、円安へ進むはずだ。
しかし、市場原理が働かないこの国では必ずしもそうならない。量的緩和をしても、そのお金は日本国債という利回りの低い投資に回り国内に滞留してしまう可能性が高い。結果、国債バブルを大きくするだけで円安は進行しない。実際に円安を進行させるには、市場原理に基づき、外国株式や外債への投資を促し、資金が海外に移動するようなインフラ整備が必要だ。

国内に投資機会が無いにもかかわらず、円を溜め込もうとして、円を高騰させ、生産性の高い製造業の現場を国外に追いやり、ひたすら内向きになりイノベーションどろころではなかった20年だったと思う。