(波聞風問)アベノミクスの岐路 「とりあえず現状維持」の怖さ

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12305203.html?rm=150

財務省や日銀の関係者に、その疑問をぶつけてみた。全員が「一刻も早く出口を迎える方がいいに決まっている」と言って否定した。ただ、何人かはこんな言い方で付け加えた。「一人一人はそう思っている。ただ、組織としては結果的に今の状態が楽だという気分になりかけている」

日銀が新規国債の2倍もの量の国債を毎年買い続け、事実上の「財政ファイナンス」に乗り出したからだ。歴史が教えるそういう金融政策の末路は、物価が何十倍、何百倍となる超インフレである。

安易な方向に邁進しているから、結果は超インフレということだろう。