プロパガンダ 5/13

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2016/05/1-1.html

賃金も他のモノの値段と同様、需給で決まるはずだ。そこにピントを合わせなければならない。日本人に対する需要が増えれば賃金は上がり、減れば下がるのが道理だ。グローバル化が進んでいる現在、日本人の労働者とお金の分捕り合戦をしているのは資本家ではなく他国の労働者だ。
(中略)
だから政府の役目は円安にして外国人の給料を相対的に高くすることだ。そうすれば日本人労働者の需要は増えて賃金は上がる。

円安はグローバルにみれば貧乏になることだが、不景気・デフレ・円高環境では国内への投資もイノベーションも起きないから結局じわじわと貧乏になる。

別に日本企業に戻ってもらわなくともアジアや欧米企業が日本に進出してくればいい。

こういう視点が重要と思う。

円高が進むと輸出に悪影響が出る」したがって輸出株を中心に株価が下押しするという解説が散見される。そういうミクロしか見ない分析だから「円高の弊害」が日本では浸透しない。円高はモノだけでなくサービス、労働力全てに悪影響を及ぼす。

なぜこんなレベルの低い解説者が生きていけるのだろう?。日本のリーダー層のレベルが低いからか。