プロパガンダ 5/23

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2016/05/post-340.html

よく『マイナス金利政策は効果が無い』という評論を聞くがとんでもない。『マイナス金利政策が効かない』のではなく『マイナス0.1%は効かない』のだ。マイナス10%にすれば、いくらなんでも効くに決まっている。

「マイナス金利政策は効果が無い」という人は、金融引き締めの時、政策金利を1.0%から1.25%にしても効果が表れない時に「金融政策は効果が無い」と言っているに等しい。1.25%の政策金利が効かなくても2%、もしくはそれでも効かなければ3%にすれば効くのだ。マイナス金利も同じ。マイナス0.1%が効かなければマイナス1%、それでも効かなければマイナス2%にすれば良いだけだ。マイナス10%にすれば、いくらなんでも効くに決まっている。

銀行のシステムがマイナス金利に対応できるようプログラムができていなくて預金金利をマイナスにできなくて、経営が苦しくて「マイナス金利は効かない」とマイナス金利に反対しているのでは...。

円預金なら金利を取られるがドル預金なら金利をもらえる。急速なドル高円安で景気は急回復だ。

国内に資金需要が無いから金利が下がりうるのだから、円ではなく外貨資産で貯蓄したくなるまで金利は下がるべきであり、その過程で円が安くなることで資金需要が生じて円の金利が上昇して普通の金利に回帰する。

FRBは6月に利上げがあると思うが、まだ市場には織り込んではいないようだ。今年に関しては、その後も最低1回は利上げをしよう。

少なくとも2回という説。

マスコミや日本政府は「世界経済の先行きが不透明」と頻繁に言う。今頃、そんなことを言っているのは日本のマスコミと日本政府のみだ。

リーマンショック前夜」には驚いた。

ドル/円の方向がすでに円安/ドル高へ逆転しているからだ。日米金利差が拡大し続けるがゆえにドル高/円安が自然の流れで、日本政府のドル買い介入など不必要もいいところだ。それよりドル高が止まらなくなる方が心配だが、為替介入はいけないそうだから、ドル高を止めるドル売り介入も出来ない(皮肉)。

そうして行きつくところへ...。