プロパガンダ 6/20

https://www.fujimaki-japan.com/takeshi/1537

6月2日付日本経済新聞の記事『消費増税再延期どう見る』で、米金融調査会社MFRの国際ストラテジスト、E・ニッカーソン氏が『ただ増税見送りは一段の景気悪化を防止する効果しかない。融資による企業の投資促進が容易ではない状況で(自国通貨安による景気刺激を目指す)通貨戦争が唯一の方策のようにも見えてくる」と述べている。この意見にこそ100%賛成だ。通貨戦争に勝たねば、日本経済に将来は無い。

国内の投資・消費をせずに円で溜め込もうとするから不況になりデフレになり円が更に強くなってしまうから、円貯蓄を海外に流すことで円安にする政策に真剣に取り組むべきなのに...

5月26日(木)、主要7カ国(G7)首脳会議で『安倍首相が<(世界経済が)リーマン級危機に陥るのを警戒>と発言した』との速報が流れた。『おいおい、何を言い出すんだ』とあぜんとした。数ある経済指標のうち、悪い数字だけをいくつか取り出して経済政策を論じれば、ひろしどころか世界中の笑いもの。裏方の振り付けなのだろうが、あまりに無理筋だった。

選挙で勝つための消費税延期の口実としても、一国民としてそんな口実を持ちだされるのは恥ずかしい。