11月24日モーニングサテライトの藤巻さん

テーマは「バブル再燃」

80年代後半のバブル前と今の株価レベルと動きが似ていおり、バブルは再燃するであろう。
なぜ、そう考えるか。
過剰流動性: 80年代後半は円高を抑えるために日銀がお金をジャブジャブにした。今はよりいっそうお金がある。「乾いた薪に油が注がれている」状態。
資産価格上昇: 土地・株が上昇すればお金持ちになった気分になり消費が増え、実体経済が回転し始め、すると資産価格が更に上昇する。

(ここは私の考え)資産価格が上昇すれば銀行は安心して融資できるし、実態経済が良くなれば、企業が借り入れをしてでも投資をしたいし、個人は失業を不安が減り住宅ローンを借りる気になれる。この経路で貸し出しが増えれば、マネーは更に増える(信用が膨らむ)に違いない。

藤巻さん: 日銀はバブルの時と同じミスをやるのではないか。日銀は政策にかんして「消費者物価を見るが資産価格は見ない」といっているし、政府は「まだデフレが継続している」と言っている。どちらも消費者物価のみ見ているので引き締めは遅れるだろう。

(ここからは私の考え)

日銀の金融政策に関し藤巻さんの見通しは、「引き締めが遅れる」と「ちゃんと引き締める」の間でブレがあるように見えましたが、いまの判断は「遅れる」(正確にはわざと遅らせる)に傾いているようにと思われます。」

バブル再燃で資産価格上昇させ、前回のようなきつい引き締めをやらず消費者物価の持続的インフレに移行させるという政策かなあ。人々がインフレが続くと信じればインフレは続くだろう。高金利通貨(たとえばドル)はインフレ気味の通貨でもあるので金利差で買われても時々大きく暴落し長期で見ると安くなっていく傾向がありますが、今回は金利差で円安ドル高になったあと円がインフレ通貨になることで長期的な円安トレンドに転ずる、だからこそ米株と流動性確保用のドルMMFという藤巻式ポートフォリオか。

次は、イールドカーブの形が変わると経済がどう変化するかを沢山イメージできるようになりたいなあ。