2月2日 モーニングサテライトの藤巻さん

東京のキャスターの本村由紀子さんの髪型がショートになっていました。


さて、今日のテーマは日経平均4万円説の反論への反論

私は前々回4万円と聞いておおー!と思いましたが、業界でもインパクトが大きかったのでしょう。藤巻さんがそう考えるロジックを明かしてくれました。

貨幣数量説的アプローチでした。

お金の量が増えればお金の価値が下がり物の価格が上がる。乱暴に言えばモノサシの目盛りの刻みが変わるだけということですね。

マネーサプライの元になるベースマネーは随分増えた。90年に30数兆円、今は役100兆円、3倍に増えた。マネーサプライはそれほど増えていないが、ベースマネーがこれだけ増えると何かのきっかけでマネーサプライも大きく増えるのではないか。

バブル期に30数兆円ということは、実体経済は30数兆円のベースマネーと信用があれば十分にやっていけるということかも。ならば、余分な数十兆円にこれまで縮小していた信用が回復していくとすれば、数十兆円×乗数でマネーサプライが増える。

牛乳1リットルパックが約200円と人々の頭に刷るこまれているし、マネーサプライが増えたからといって車の買い替えサイクルが短くなるわけではない。つまり実体経済はすぐにはマネーサプライを吸収できない。余ったマネーは、まず、資産市場に流れ込む。

証券会社は信用口座開設の印紙代を負担し信用創造の後押しを積極的にしています。信用で買って利益を得たら信用枠が更に大きくなって....。マネーサプライが増加しても不思議ではないかも。

数十兆円×乗数が時価総額500〜600兆円の株式市場に流れ込めば日経平均4万円も不思議ではないかも知れません。

マネーサプライ増をそのままにするといずれ実体経済もインフレとなり、人々の頭にインフレが刷り込まれるとインフレが止まらなくため、日銀がインフレ退治(金融引き締め)に乗り出す。そのタイミングは資産バブルが起きちゃった後だろう、というのが藤巻さんの読みと理解しました。