5月25日 モーニングサテライトの藤巻さん

日本の金利上昇懸念・円高ドル安懸念とか日米の景気減速懸念とかで、日米ともに株価は下落気味ですが、

今日のテーマは、メインシナリオとリスクシナリオ

藤巻さん 中長期的な「土地高・株高・ドル高・長期金利上昇」予測は変えていない

ここ1〜2週間の動きはマーケットが不安材料に注目して大揺れしただけ。リスクシナリオは起きるかも知れないが確率が小さいシナリオ。確率が大きいほうがメインシナリオ。

メインシナリオは、「アメリカ経済は強い」。先進国の中で潜在成長率が一番高い。

現在の「アメリカ不動産価格暴落」とか、2〜3年前日本ではやった「世界デフレ」はリスクシナリオ。メインシナリオに乗った欧米人の金持ちは株・不動産でキャピタルゲインを稼ぎ、リスクシナリオを警戒しすぎた日本人は儲けそこなった。メインシナリオとリスクシナリオは分けて考えるべき。

日本のメインシナリオは、超超超金融緩和から超超金融緩和になったとしてもお金は沢山あり、バブルと同じ現象が起こるかもしれません。リスク資産価格が上昇すれば、資産効果実体経済個人消費と設備投資)も良くなり、リスク資産価格も上昇する。

為替 円高は一時的。米国経済が強い時にプラザ合意みたいな通過調整は考える必要ない。米金利は更に上昇する。金利差は広がるので、円安ドル高を予想。

今は調整であり、買いそびれた人にとってチャンス。

(ここからは素人のたわごと)

「マーケットには時間とレバレッジに制約のある借入で調達した資金も入っているのでスピード違反気味に上昇したり大慌てで急落したり」、と、矢口新さんの本 ASIN:4939103560 で勉強しました。5月に入ってからは 「澤上さんが代わりに買っている」 と自分に都合の良いように考えます。

新聞・雑誌・本にはメインシナリオとかリスクシナリオと注意書きがありません。文章や紙面を売る立場からはリスクシナリオの方が売りやすいかも知れません。「冷静にメインシナリオを考えろ」 という藤巻さんのアドバイスは貴重です。

金利は更に上昇する ... 前回('97年, '98年)ほどではないとしてもエマージング諸国であれこれ起きるかも知れませんなあ。