プロパガンダ6月22日

プロパガンダが更新されました。
http://www.fujimaki-japan.com/propa/200662212049.html
今回のメインテーマは23日のNHKの「英語でしゃべらナイト」か?。楽しみにしています。

さて、今日の注目は、「ロジカルではない」、です。以下は上記プロパガンダからの引用。

(2)米国ではインフレが懸念材料が出ると株価が下落する。それに日本株も連れ安しているが、おかしな話である。日本株はデフレ脱却をテーマに上昇してきた。デフレを脱却できたか否か微妙なところなのに「インフレ懸念」で下落するのはロジカルではない。また、米国にインフレ懸念が出れば、金利差拡大でドル高/円安になるはずであり、それは日本企業には良いはずなのに株価が下落するのもロジカルでない。
そして、そもそも企業は借金経営をしている。それゆえにインフレは企業にとってはメリットのほうが大きいはずである。今後、予想されるインフレをヘッジできるのは株と土地の購入しかないはずである。それにもかかわらずインフレ懸念で株価が下落するのもロジカルではない。
以上は、ほんの一例であるが、これらの例のように、この1ヶ月弱の東証株価の動きはロジカルでない。ロジカルでない動きをする原因はファンダメンタルズというよりは、単なる需給要因だと考える。投資にとって、需給要因はファンダメンタルズに比べ非常にマイナーな要因でしかない。

経済学やファイナンスの理論に照らし合わせてロジカルではないときは、需給要因と考えればいいのですね。長期でみればいずれはファンダメンタルズに戻る。迷える個人投資家には大いに参考になりました。