6月29日モーニングサテライトの藤巻さん

テーマは「アメリカの利上げはドル・株を支える」。

本村さん : 世界の株安は終わったのでしょうか。
藤巻さん : 終わった、少なくとも大底を打った。この2ヶ月は上昇局面の一時的な調整。ちょっと長く深かった。

なぜ、調整が起きたか。
(日本では)アメリカ経済停滞説も多いがそれは違うと思う。
G7で世界経済不均衡説がでてマーケットが過剰反応した。マーケットはドル安で不均衡を調整すると思い、ドル安となった。これにより日欧の株価が下落した。ならば、米株にはプラス要因だが米株も下がっている。これは、アメリカは経済が非常に強くドル安はインフレ懸念(いずれFRBがインフレ退治で金利をグッと引き上げるのではないか)のためである。アメリカの利上げは更に続く。日米金利差は5%以上に開き、ドル高となり、日欧の株は上昇、アメリカのインフレ懸念が収まれば米株も上昇する。

藤巻さんはロジカルじゃないことが起きたらそれはファンダメンタルではなく需給(相場のアヤ)とプロパガンダしています。

アメリカ経済停滞説ならば、インフレ懸念がデフレ懸念になってもいいので株価下落とともに長期金利も下落しても良さそう。FRBが声明でインフレ・インフレとは言わないはず。でも今回は違う。石油ショック時のように供給不足でインフレが発生すスタグフレーション的経済停滞(長期金利はインフレ要因で上昇)を想定するのも無理がある。
不均衡調整でドル安にすることはドル紙幣を沢山発行することであり、景気刺激的政策であって、今現在不景気ならばありえるかもしれないが、アメリカ不動産が冷え込んでるとは聞かない。

こんなふうにマーケットの数字やチャートと照らし合わせロジカルかどうかを見ればファンダメンタルズかアヤか判断できるかもしれないですね。今後マーケットコメンテーターの発言を聞いたら応用してみます。