11月21日モーニングサテライトの藤巻さん

テーマはデフレ脱却宣言
あまり考えたことがない。理由は(CPI)にインフレ・デフレは資産運用等にはあまり関係ないため。バブルのとき狂乱していたのは株とか土地で、CPIは非常に安定していた。消費者物価が安定していても土地・株が急騰し経済が狂乱している可能性がある。


本村さんのQ デフレ脱却宣言にはとらわれないほうが良い?
藤巻さんのA そう思います。バブル崩壊後経済が悪くなったが政府がデフレ宣言したのは悪くなって10年後の2001年。


本村さんのQ そういう時の投資スタンスは?
藤巻さんのA 株・土地の動きを見ていたい。アメリカ経済が軟着陸しそう。軟着陸するとアメリカ経済は理想的なシナリオだと思う。


本村さんのQ 米住宅価格が下がり気味が心配という声もでている。
藤巻さんのA リスクシナリオは起きる確率が低いからリスクシナリオ。ダウが連日最高値更新しているときに不動産が落ちるわけがない。軟着陸すれば資産価格は上昇する。土地はだいぶ上がったから次は株かと思う。ドルも上がる。そうなると円安ドル高で日本の株と土地も上がる。


本村さんのQ 株価はもたついている?
藤巻さんのA 今がチャンス。日銀の利上げはマーケットの予測より早いのでは。日銀はバブルの時に資産価格の動きを見損なって失敗して反省しているので、株・土地の価格が予測どおりあがれば利上げするでしょう、利上げすべき。


ここからは私のたわごと

CPIのインフレ・デフレは投資に関係ない - - - なるほと!

お金をジャブジャブにすると何が起きるか?古典派的な長期のレンジでは、お金の価値が変化(→物価が変化)する。現実にはCPIの物価が変化する前にジャブジャブのお金はリスク資産市場に流れ込む。このあたりの経済の振る舞いは経済学の教科書にはあまり書いてありませんが、藤巻さんのおかげで、実体経済(財市場?)と資産市場とのつながりが金融政策で影響をうけ、資産が期待という合理的なような心理的なような効果で実体経済に作用する(資産効果)らしい、とおぼろげに思えるようになりました。おぼろげでも地図を手に入れずいぶん楽になりました。


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