朝日新聞be「メンターに聞け」の藤巻さん

ばらまき政策で財政赤字がこれ以上増えれば大インフレを招く。極端なインフレで企業は地方の工場を閉鎖し海外へ出て行く。本社機能が残る東京の雇用はそんなに減らないが地方の雇用は減る。結果として、皮肉にもばらまきで格差がいっそう広がる。地方はばらまきではなく規制緩和で工場を建てたい外国資本を呼び込むのがよい。
このような趣旨でした。
ここでよくわからないのは、 極端なインフレでなぜ雇用がへるか?
ハイパーインフレでは貨幣の交換の媒体としての機能が失われるため経済が回らなくりGDPが減少、ここまでは理解できますが、グローバル経済下では工場が海外に移転するというロジックが私にはいまひとつクリアになりません。経済が回らないから生産性が落ちるからでしょうか。気長に気に留めつつ考えようと思います。
藤巻さんは「教育水準の高い日本の労働力を求めて進出する外資はたくさんあるはずだ」とのことですが、「中国は激しい受験競争などを背景に初〜中等教育のレベルが日本と遜色ないほどに高い」*1という見解もあり、外国資本を呼び込むためにはグローバル経済に飛び込んで世界の各地方と誘致競争しなきゃいけない、トーマス・フリードマンの「レクサスとオリーブの木*2で描かれた世界に遅ればせながら参入することになるハズ。資本を呼び込むためには規制緩和。なんでもかんでも緩和すりゃいいってもんじゃない。知恵を使って賢く行かなきゃいけないですね。