07年12月19日 モーニングサテライトの藤巻さん 追記

FRBが利下げし(ドル安政策)インフレ対策としてドル買い介入するのはドル高政策としては効果が弱い、市場心理や期待に働きかける政策か?と思っていましたが、米国以外の国にとって自国通貨売り・ドル買い政策はどんなメリットがあるだろうか。

  • 欧州 サブプライム問題で流動性危機があるならば、ドい自国通貨売りはマネタリーベースを増やすことができ好都合。 自国通貨が安くなれば景気のかげりに好作用。
  • 日本 財務省キャリートレードを拡大できる、新規国債発行を減らすならば国内の貯蓄過剰を介入を通じて海外に還流せねばならない(そうしないと円高になってしまう)

こう考えると、介入は米国単独ではなく協調介入かもしれない。ならば、市場にインパクトがあるに違いない。 そして介入前でも市場がそう思い込むとドル安は終わりになる(円だけが安くなる)ハズという結論に至る。 こんなふうに考えるのでしょう、きっと。
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