ますます迷走する日銀総裁人事
一部報道によればトヨタの奥田会長という声もでた(ご本人はさぞ迷惑したことでしょう)そうですが、このことからも「中央銀行総裁にどんな資質が要求されているか」を与野党の政治家の多くがまるで分かっていないことが、よーく分かった。そして私は非常に悲しい。
誰か有名人を置けばいいとか、ゼネラルなリーダーシップのある人が就けばいいというポジションじゃないのに....。 価格の安定と経済の健全な成長を促すために、プロ中のプロを選ばなきゃいけないのに。 これが分からないなんて...。
こことかここによれば(私の勝手な解釈では)、中央銀行総裁に求められる資質とは
- マクロ経済や金融政策に関する知識の水準 (高学歴)
- 国際的なコミュニケーションを取れる英語力
- マーケットを良く知っていること
例えば藤巻さんの場合
- グローバルマクロのディレクショナル・トレードで勝ち続けたから、知識水準は実証済み。学歴もノースウエスタンのMBAだから一流。
- 米銀の東京支店長たったからOK、藤巻さんの英語をNYのボスが英語に翻訳したというエピソードもあるが、相手が話しを真剣に聞きたいと思わせるものがあるからOK (つまり一番重要な中身が有るということ)
- マーケットのど真ん中で、金利、為替、株価指数をディーリングしていた
仮に、もし、藤巻総裁が誕生したら....
日銀のホームページに「プロパガンダ」が登場し、総裁の個人資産のアセットアロケーションで市場と対話することになるのだろうか。