5月27日 久しぶりのモーニングサテライトの藤巻さん

寝ぼけた私の記憶と解釈で書いていることに注意してください。


アメリカ経済の先行きについて
サブプライム問題は終盤に近づいている。 米株が上昇すれば資産効果で景気は持ち上がるだろう。
米銀は時価会計であり、バブル崩壊時の簿価会計の邦銀とは異なり損失を隠す動機が無い。 米銀トップのサブプライム問題は終わったという発言は損を出し終えたことであり、意味のある発言。


サブプライム問題後のマーケットの関心は?
資源ナショナリズムと食料ナショナリズムに伴うインフレ。 石油は上昇しているが、石炭はもっと上昇している。 石炭は燃料というよりも鉄の原料なので実体経済に影響を与える。 あらゆる原料が上昇する。
マーケットはインフレ対応型の反応をすると思う。 債券や預金をもっていてはダメだから、インフレに対応できる土地や株におカネをシフトするだろう。 通貨でも資源大国・食料大国の通貨が強くなるだろう。 アメリカはアラスカに資源がある。 カロリーベースではアメリカは食料輸出国である。 日本は資源も食糧も無い。 ドルは高くなり、円は安くなる。

一般的に言えば、株高、債券安、円安。
と、いつものぶれない結論に到る。


今回の注目点は、「資源と食料から来るインフレ」 が前面に出てきたこと。


新聞報道ではジョージ・ソロスは「原油価格はバブル」説だそうです。 バブルがはじけるならば、それはそれで実体経済にプラスではないか?と思う私。