Voice誌3月号の池田信夫氏

マクロに関してはユニークな主張でメディア界でポジションを獲得した(と私は思う)池田信夫氏が

最近の状況が以前と違うのは、かつて欧米企業の脅威だった日本企業が、今度は新興国の脅威を受ける側に回ったということである。中国の平均賃金は日本の一割程度、生産性を勘案した単位労働コストで考えても、ほぼ半分といわれている。

と書いている。
追われる立場になってやり方を変えられないならば、経済は弱くなり貧乏になるわけだが、それならばさっさと為替レートが弱くなればいい。
生活水準は実力相当レベルまで下がるが、景気と雇用は改善し、名目ベースの資産価格も改善するし、人々は前向きになる。