プロパガンダ 4/5

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/04/post-49.html
最近のプロパガンダ、いつもと同じブレない内容だが、危機感に満ちている。

借金ずけの政府が、さらなる「高度なサービス」を提供すれば、財政破綻が不可避になる。そうなれば「全国一律、葉書は翌日届くが年金はなし」という時代が来るのだ。

私は、今まで、政府は「ハイパーインフレによって国民一人当たり、1000万円を没収するつもりだ」と思っていた。その没収額を「今回2000万円に引き上げた」と理解している。

10年国債の入札は毎月あるわけだが、そのたびに市場がドキドキする日が今後、数年続く。その瞬間にも政治家は「のほほん」と「ばらまく」ことだけを考えているのだろう。これで日本は大丈夫か?

今日は大丈夫だった。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK039296020100406
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK039283620100406
でも、「『暗黙裡の時間軸効果が見直され、銀行が中短期ゾーンでヘッジをかけ始めたら、セリングクライマックスに陥りかねない』(国内金融機関)との声も出ている」とのこと。非常に気にしているのね。

自民党は「財政再建のための小さな政府」の1枚看板で十分戦えると私は思う。現在、日本の直面する最大の問題はなにかをしっかり掴んでおけばいいだけの話である。

どっちがたくさんバラまくかという論点の選挙では悔いが残る。

菅直人副総理・財務相が中国側と経済財政や金融問題を協議する「日中財務対話」が4月3日に開かれたことの記事である。3面には「人民元相場維持に理解」と大きく見出しが載っている。

彼の国の政治家は「通貨安がいかに現在の彼らにとってメリットがあるか」を分かっている。一方日本の政治家は「為替レート」の重要性を全く理解していない。市場のことが分かっている政治家が日本にいないのは、日本の不幸である。

私も新聞で見てわが目を疑った。悲しい。

1?が100円の円高から1200円の円安になれば、日本は何をしなくても世界の工場に戻るだろう。それと同じだ。そうなれば、豊かになるから内需も深耕する。人手不足もいいところだから就活問題もなくなる。

海外旅行が高嶺の花になったり、2000ccの車がぜいたく品になったとしても、景気が良いほうがいいのではないか。