プロパガンダ 8/29

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/08/post-65.html
市場につつかれて日銀が金融緩和を発表したようですが、藤巻さんによれば

ドルの自律反転のレベルは近いとも思う。「円は最高の避難先で安全通貨だ」という誤った認識で円が買われてきたが、それが間違いなのは冷静になればわかるからだ。

とのこと。
さて、「日本の経常収支は黒字だから円高になる」という識者の発言をしばしば耳にするが、経常黒字以上に外国資産を買えば円安になるじゃん、国内に投資機会が無いにもかかわらず円を溜め込もうとするから円高になるし不景気にもなる。外国資産を買う・外貨建て資産で貯蓄するという発想が出てこないのが不思議...。

為替は動かせないと思っているからいけないのだ。為替は簡単に動かせる。政治家は学者先生や「素人の識者と称する人達」の話しか聞かないから間違える。長くマーケットにいた人間の話を聞くべきだ。

要は1450兆円もある個人金融資産が海外に向くような税制を作れば良いのだ。マイナス金利も有効で、この10年間主張を展開したが、それは日本人のメンタリティーではすぐには難しいだろう。

明日の週間朝日にはどのような提案が載っているでしょうか?。外国資産の利子・配当、キャピタルゲインを非課税にしたら、相続税の対象外にしたら、「非課税」という言葉に惹かれて海外に向かいそう。 金持ち優遇とか不公平という意見も出てくるでしょうが、円高のままでは弱い立場の人たちは踏んだりけったりのままなので、あえてこういうコトもやるべき時期かも。

今回の注目ポイント。

私の予想通り日本の財政破綻が起きたら、ひとたまりもない。1?500円の世界もありうる。