プロパガンダ 9/9
http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/09/post-66.html
同感です。
国を指導する人達が、本当に「財政状況は大丈夫だ」と思っているのだったら、その無知ぶりに驚く。それ以上にそんなに経済が分かっていない人が政治をしていることに戦慄を覚える。
また、もし「財政が危ない」と理解はしているのに「財政は大丈夫だ」と言いながら「ばら撒き」を続けるというのなら、それは国民を愚弄することだ。
菅直人首相は『雇用創出』で経済成長と言っているが、普通の経済学では経済成長が先で結果として雇用が生まれると教える
米国の近年の財務大臣はハーバード大学の教授だった「サマーズ」、ゴールドマンサックスの経営者でデリバティブに精通した「ルービン」、同「ポールソン」などプロ達ばかりだった。プロが経済政策の指揮を取っていた。
でも、国民の経済オンチ、特に大学卒で本来ならばせめて経済学の基本ぐらいはちゃんと知っているべき人たちの不勉強がこういうことを引き起こしているとも言えるので自業自得か...。
国内に投資機会を見出せないにもかかわらず、人々が異常な貨幣愛にとりつかれ円貨幣での貯蓄に取り付かれると、貯蓄したくてもできない水準まで経済が縮小する。 それを防ごうと政府が人々の貯蓄意欲を国債発行で吸収し無駄使いすることで、人々の金融資産と政府の財政赤字をパラレルに増やしてきた。 問題は利払いがあるから政府の赤字を無限に増やすことはできない。 人々の貯蓄意欲を外貨建て資産の取得に向ければ、グローバル経済の下では為替レートの経路で輸出が伸びることで、そしてグローバル裁定が働いて国内のリスク資産価格が円建てでみて増大することで人々の異常な貨幣愛が終了することでデフレも終わる。
この経路で異常な世界から脱出したい...。
買わなくちゃ。
「いま世界経済はどうなっているか」のところは全面的に書きなおしてあります。
勉強させてもらっているし。
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