プロパガンダ 10/9

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/10/post-70.html
「為替戦争」

中心は中国の人民元問題であろうが、最近為替介入をしたが故に日本も巻き添えを食いそうだ。すでに世界の論調では、日本をやり玉に上げているものもある。
ここは日銀総裁財務大臣他の政治家に踏ん張ってもらわなければならない。

何が何でも踏ん張って欲しい。でも不安を感じるところが日本の不幸。

政治家が主張すべきロジックは明快である。
?日本は実力に比べて円高である。したがって日本の介入は正当性がある。実力以上に安すぎる元とは話が違うのだ。
?近視眼的に物事を見るな!長い目で為替の動きをみてみろ。元やウォンと円の動きとは違うのだ。短期間の数円の動きでガタガタ言うな!
1980年に1?=1.5人民元だった人民元は今1?=6.7人民元である。
1980年に1?=500ウォンだったコリアンウォンは今1?=1,100ウォンである。
1980年に1?=250円だった日本円は今1?=82円である。
何が言いたいか?30年前と比べて人民元は4分の1になった。コリアンウォンは2分の1になった。その一方、円は3倍にもなってしまったのだ。これがこの30年間、中国、韓国が大躍進した一方、日本経済が没落していった最大の理由なのだ。

1980年を原点としてグラフを書けということ。

そもそも「為替戦争」という言葉が世界中で、はやってくるということは、世界では「為替は動かせる」と理解しているということある。動かせいのなら戦争にならない。日本政府は「為替は動かせっこない」という素人識者の言葉を信じて、今まで為替政策を、な〜んにもしてこなかった。マーケットが分かっている政治家がいなかったことが日本の不幸である。

日本は構造を変えなくてはいけない。構造問題とは円高問題のことだ! この10年間以上に渡って私が主張し続けているように市場原理の導入により、円を安くすることが日本の再生、日本企業の再生には不可欠なのである。それ無くして、何をやっても駄目である。

国内の消費・投資が不振の場合、経常黒字以上におカネを海外に還流すれば(外貨資産を購入すれば)円が安くなり輸出が盛んになり、国内のリソースをフル稼働でき、長期不況にはならなかった...。