「新版 マネーはこう動く」よりメモ
新版 マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学 (知恵の森文庫)
- 作者: 藤巻健史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
期待インフレ率が急速に上がり始めたとき、名目金利の上昇が追いつかず、実質金利がマイナスになる。 名目金利が上がっても、実質金利は下がってしまう。 そこで円安になる。
資産インフレが起きると、CPIが上昇しなくても期待(資産)インフレ率が上昇をはじめ、実質金利が低下する状況下では企業がが借り入れを増やすことで(あるいは銀行が貸し出ししやすくなることで)マネーサプライが増加する。 その結果、円安になる。
CPIのインフレ・CPIのインフレ期待が生じる前に、リスク資産のインフレ期待が生じる。 信用乗数が低すぎる状況から普通の状況に達するまで金利は上昇しない。 その間にマネーサプライが膨張する。結果として円安がおき、為替の経路と資産効果で実体経済が改善し、金利が上昇する。
この、時間差。 勉強になりました。