プロパガンダ 4/4

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2011/04/3.html

米軍の持っている機材、情報収集能力、放射能対策部隊の存在を見るにつけ、なぜ早くに米国/米軍に助けを求めなかったのか?と思う。
嫌米政権の時に事故が起きたのが日本の不幸だ。

「起きて欲しくない事故だが起きることもありえるから準備をする」と「原子力発電所は安全ということになっているから準備はしない」、日ごろの準備の差がハッキリと出たという感じ。これが「実力」の違いというものでしょう。残念だが。
今回の原子力事故は「日本の総合的な技術力」のレベルを象徴しているような気もする...。政府やエライ人の判断も実力のうちなので。

政府案では所得税法人税増税も考慮に入れているようだが、無理である。今年の所得税法人税は激減であろう。損している企業や個人から所得税法人税は取れない。消費税増額に頼らざるを得ないのだ。

増税ができるか? すぐにできるとは思えない...。

この政府案(日銀の国債引受)が出てきたら「将来のハイパーインフレを招くから禁じ手だ」と言う識者の主張が強くなり赤字国債増発の方向性を菅総理が打ち出した。これで長期金利急上昇(価格大幅下落)の道筋が決ってしまった。近き将来暴落の可能性がある。

「日銀引き受けが禁じ手」なのは私だって十分すぎるほど知っている。しかし日銀が買わなければ国債が完売出来なくなり政府の金が枯渇する。国家公務員の給料は出ない(もちろん政治家もだ!)し、災害復興費も出ない。年金も払えない。だから禁じ手を承知でしょうがないと言っているのだ。日本国債を外国に売ればいいと言っていた識者もいたが、こんな低金利国債を買う外国人などいない。

日銀が引き受けなくとも市場で未達が起きて結局(識者が嫌う)日銀引き受けに追い込まれる。