プロパガンダ 4/13

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2011/04/post-88.html
藤巻さんが総理大臣に怒っていた。
私は、単に政治的プロパガンダ・方便にすぎない「XXXは起こらないものとする」を真に受けて思考停・あるいは自分の都合に利用した、政府・東電・関係企業・アカデミズムの構造の深刻さを考えていた。 思考停止はプロとして失格であるし、自分の都合に利用するのは犯罪的でもある。 こんなことが日本のかなり優秀な人たちの集まりで起きて、それが悲惨な事故につながった。

さて

第1次補正予算は「国債市場」に悪影響が出る、といことで新発国債は増発しないそうだ。

とはいえ

霞が関埋蔵金」は今や大きな「霞が関埋蔵”借金”」に変化していると思っている。第1次補正では年金の原資を流用してしまうわけだから、年金制度はますます存在が危うくなる。最低限、年金支給額の大幅カットは避けられないだろう。

第2次補正はかなり大きいものと菅首相自らが明言している。民主党のマニュフェストを全部、廃止したとしても4兆円しか出てこない。国債大増発、日銀引き受けの道筋は変わらないように思える。

結局、日銀が直接あるいは市場経由で引き受けることになり、市場は将来のインフレを予想するようになる。

人より早く国債を売り逃げられると思っている金融機関こそ、最後まで売りそこなって、ババを引く。

市場の恐怖が限界を超えると長期金利は急騰し、金融機関の信用不安が始まり、金融恐慌へ進むかも。 金融危機とインフレにはさまれ日銀の舵取りはすごーく難しいのではないか?
最後に藤巻さんはきっぱりと

私なら変動金利で借りている住宅ローンがあれば今すぐ固定金利型に変える。変動から固定への変更は事務経費程度で済むはずだ。当然、今より金利は上昇するだろうが、それは安い保険料と考えるべきだ。