プロパガンダ 8/19

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2011/08/post-101.html

8月13日(土)の日経新聞3面に「韓国ウォン安路線貫く」という大きめの記事がある。「ウォン安路線を貫く」と言うのだから、人為的にウォン安にしているということだ。他国のことなると「為替を操作する」のがいとも簡単に行えるような印象だ。一方、日本の話になると「為替は米国が決めるのだから動かせない」とか「諸外国が円安誘導を納得しない」とか「為替は動かせない」となるのだろう?

重要なことは海外で生産を増やしても給料をもらうのは外国人で所得税法人税を取るのは外国政府で、下請け仕事が増えるは外国企業だと言うことである。
海外での設備投資で潤うのも外国企業だと言うことだ。
日本名を付けた会社が元気でも、海外で増産している限り、日本経済が元気になるわけでも日本人の所得が増えるわけでも日本政府の税収が増えるわけでもない。

原子炉の件も経済政策の件も、ロジカルな思考ができないのは何故?

9月に塩野七生さんの「ローマ人の物語新潮文庫完結記念フェアをが行われる。第8巻「ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)」の帯(ただし本の裏)に小生のコメントを載せていただくことになった。

どんなコメントでしょうか。まさか「ローマ人の物語」で円安・長期金利上昇というコメントはありえないでしょう。