プロパガンダ 1/29

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/01/post-115.html
1989年12月の「資金運用部ショック」の時はこうだったそうだ。

「22日の東京債券市場は、大蔵省資金運用部が既発債の買い入れ、新規債の引き受けを停止し、国債の市中消化額が増大することから、相場が急落(利回りは上昇)、国債の指標銘柄の203回利回りは業者間取引で前日比0.395%高い1.9%と昨年9月以来の水準に急伸した。」(1989年12月23日1面トップ記事)

1日に0.395%も上昇である。その日はその後のロンドン市場で、一時的ではあるが、さらに0.3%程も金利が上昇(価格下落)した記憶がある。

「『株式市場に例えると日経平均が1日で1割以上下がるほどの衝撃だ」22日の債券相場の急落(金利は急上昇)を見て証券会社のエコノミストの1人はこう語った』(1989年12月23日 3面)

「この日は前引けにかけて203回債に500億円単位の売り物が証券会社に持ち込まれた。証券会社が現物債の下落リスクを避けるために先物に売りを出したことが先物相場の急落につながった。」(1998年12月30日13面)

東京・ロンドン・ニューヨーク(シカゴかな)とひと回りするうちに1%upしても不思議ではないかも。 債券の現物を抱えている人たちは先物でヘッジしようとするから、先物相場が急落を引っ張っていくのだろうなあ。