日銀の外債購入の可能性

Bloombergのこの記事
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYMY7N07SXKX01.html
日銀が直接外債を購入して金融緩和すれば為替市場に働きかけて為替レート経由でデフレから脱出できるのに、と長年思っていたのだが、日銀は検討したが財務省が反対したとのこと。
失望がまた一歩進んでしまった。

  • 「法律上の観点」と言うものの、役所の利権・縄張りの観点だったにおいがし、財務省は日本のマクロ経済よりも利権・保身を優先したように見える
  • 結局、日銀は、長いものに巻かれちゃったように見える
  • 政治サイド(国民の代表)では為替レートの経路を利用するというマクロ政策の議論はほとんど無かったと記憶している

原子炉事故の経済産業省と同様に財務省も国民を護らないだろうと、国民が気付いた時点で(国民が円の預貯金を外貨に変えることで)政府の財政は破綻するし、気付かなくてもいずれ破綻する。昨今の増税議論は「自分の任期中に破綻するのはイヤだから」という政策に見えちゃう(歳出を絞れていないから)が、なんとも悲しい。