プロパガンダ 2/23

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/02/post-119.html

私が1990年代後半から提案し続けている「円安政策」の一つは「日銀による外貨資産購入」案である。金融緩和にも資する。この案は「プロパガンダ」や新聞への寄稿、さらには2002年1月に発行した拙著の中でも詳しく提案してきた。いまこそ、この案を真剣に考えるべき時期だ。いま、日銀の保有資産の6割以上は日本国債である。財政破綻国債の価値がなくなれば日銀も倒産する。もちろん円は大暴落だ。保有資産の海外分散は、いまや日銀でさえ重要だと思う。」

インフレ目標を掲げてJGBを買うよりも日銀が直接外貨資産購入したほうがマネタリーベースと為替の両経路で作用しコントロールもやりやすい(市場の心理・疑心暗鬼や恐怖心を相手にしなくてもいい)ということか。

でも、役所の縄張り(利権)の関係でできない・やる気が無いとすれば、結局激しいインフレで解消することになるのだろう。 難題と格闘してボロボロになってクビになるよりあと数年の任期を無難にこなして退職金を満額もらって逃げ切ったほうがトク、というインセンティブはあろう。

元・日債銀・今、東京大学に勤めている高校時代の吉田君から電話があった。「イエール大学浜田宏一教授と今ちょうど昼飯をしたのだが、『藤巻の本はいい。一度、彼と会って話をしてみたい』と藤巻のことを褒めていたぞ』という電話だったのだ。「友人だと話したら驚いていらした。携帯電話番号を教えておいたから電話がいくと思う。よろしく」とのことだった。
飛び上がって喜んだ。抜群にうれしい。浜田宏一教授は、私にとっては雲の上の存在の方で、超有名な経済学者だ。その教授に褒められたのだ!もっとも、お会いして話したら「なんだあいつは。幻滅!」とならないように、頑張らなくては。面接を受けるような気分で電話が怖い。

藤巻さんのプロパガンダの視点での浜田教授の見解を知りたいものである。特に、インフレ目標、日銀が何を買うべきか、為替レートの経路の効果、etc.