プロパガンダ 4/26

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/04/korin.html

昔、私は、部下に対して「自分の個人資産だったら、その金融商品を買うか否かを考えて取引をしろ」と口を酸っぱくして言っていた。
(中略)
1%ぽっちの利回りの国債を買うのは、爆発すれば必ずふっとばされて家も身体もバラバラになるような火薬庫の隣地に、固定資産税が5%安くなるからという理由で住むようなものだと私は思う。

すごい例え...。ただ、金融機関に限らず「ライバル社がやっているから」という理由で同じコトをやろうとするとか同じことをやらないと不安になるというのは日本企業に共通する行動パターンかも。なぜ、自分の頭で考えることのできない人たちを経営陣にしちゃうんだろうねえ。

「日銀に国債を引き受けさせればデフレから脱却だ。だから日銀引き受けを」と主張する政治家やコメンテーターがいる。とんでもないことだ。日銀の国債引き受けは日銀法第5条で禁止されている。過去に、ハイパーインフレを引き起こしたからである。

とした上で

日銀の国債引き受けも同じだと思っている。結果として引き受けに追いやられるだろう。しかし、それは政府機能の停止という緊急事態を回避する事態が生まれた時だ。

と、どのみち破綻に追い込まれると藤巻さんは言う。