プロパガンダ 6/2

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/06/nbs-6.html

金融機関はすでに国債を大いに持っていると思うが、暴落して大損するリスクを対価に、シミのような金利を求めて長期債を買い増すなど「他人の金だ」と思っているからとしか考えられない。ディーラー自身のお金なら絶対そんなことはしないと思うが、どうだろう?チキンレースもいいところだ。

一般論としては株の下落は国債マーケットにとってポジテイブなニュースであるが、ここまで来ると日本経済崩壊の危機で株価の下落が逆に国債暴落(長期金利急騰)を招くかもしれない。金融機関が融資先倒産多発や保有株評価損の損失埋め合わせを国債売却益で相殺しようとしても、すでに益出しを終わっている国債では、少々売っても利益が出ないだろう。一行が大量の国債売りを行えば国債相場は大崩だ。何日も先物市場のストップ安が続けば一瞬にして危ない金融機関が出てくる。

チキンレースしているからどこかが売ったとなればいっせいに売りが...。