プロパガンダ 10/27

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/10/post-146.html

量的緩和では秩序あるインフレ率コントロールが出来ない。ハイパーインフレはある日突然起きる。徐々にではない。昨日までデフレ、明日ハイパーインフレというように突然である。そのニュースが出ても長期金利は下がらず多少の上昇をした。追加金融緩和によって起こる円安に反応したのであろうが、長期債マーケットは、その危機を感じ取っているのかもしれない。昔は、よく言ったものだ。「最後の利下げでは長期金利は上昇を開始する」と。

マーケットがJGBを抱え込みすぎたから危険、恐怖で逆方向に走るということか。

本日(10月27日)日経新聞2面に「広がる『ミニ後退』説」という記事がある。「日本の景気は今春からすでに後退局面―――。こんな悲観論が1部のエコノミストの間で広がっている」という内容なのだ。だからエコノミストは駄目なのだ。サラリーマンで一定のそして高給をもらって、それなりに安定した生活をしているから世の中が見えてこない。前年比上昇、下落など変化率しか見ていないから頓珍漢なことを言い出す。
日本はバブル崩壊以降、ずっと大景気後退だ。20年間も名目GDPが伸びていない国なんて情けないし、景気が悪いに決まっている。同期間に米国の名目GDPは2.6倍、中国は25倍、韓国は6.4倍と伸びているのだ。

ジワジワと国民の生活水準が下がっていると、私は観察しています。