日経ビジネス 2012.10.1

武藤元日銀副総裁
インフレ目標を政府・日銀が共有せよ。まず1%に設定し、それを達成したら2%。日銀法2条にもあるように経済の持続的発展が最終目標だ。
岩田元日銀副総裁
日本が優先的に解決すべき問題はデフレの克服であり、最大の原因は行き過ぎた円高にある。これ以上の円高を阻止するために、一番手っ取り早い政策は日銀が外債を直接買うことだ。
菅野さん
銀行が日銀に預ける当座預金にマイナスの金利をつければ、損をしたくない銀行は取引に動き出す。
浜田エール大名誉教授
一番の原因は貨幣に関した変数であるデフレや円高にある。貨幣の財やサービスに対する比率、円のドルに対する比率が問題だ。円高やデフレの結果である失業や倒産に責任を感じて欲しい。輸出企業に7割もの負担をかけておいて、産業再編や技術進歩で克服しろと言うのでは、政府も日銀も酷に過ぎる。
藤巻さん
もう日本は手遅れだ。結果としてハイパーインフレになり、円安になって日本を再建するしかもはや道はない。


他の人が10年前の藤巻さんの主張を言うようになったころ、藤巻さんは「手遅れ」と。