プロパガンダ 11/29

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2012/11/post-153.html
このところプロパガンダの更新が頻繁で、今回は日経電子版の案内。
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK2401A_24112012000000

十数年にわたってバカにされ続けてきた私の「マイナス金利論」もやっと日の目を見始めたかとうれしく思う。

私は量的緩和に反対だ。どうしても金融政策をしたいなら、量的緩和の替わりにマイナス金利を導入した方が効果が大きく、副作用は少ないと考えるからだ。

とはいえ、今となっては

だが、残念ながらマイナス金利を導入したとしても、いまとなっては「ガラガラポン」は不可避だろう。私が提唱し始めた時のように、財政の累積赤字がいまの3分の1以下だったら何とかなっただろうが、976兆円という現状の借金額はあまりに大きすぎるからだ。
マイナス金利が導入されれば、ドラスティックに外貨が買われる。すさまじい円安が起きるだろう。円預金をすれば金利を支払わなければならないのに、ドル預金なら金利がつくからだ。ここで問題が起きる。金融機関から円預金が大量に引き出され、国債を購入する円資金が足りなくなるのだ。明日にでも入札未達(入札で国債が完売できない)が起こり財政が破綻する。ガラガラポンのスタートだ。

預貯金の反対側のJGBの比率が大きくなりすぎて、円の預貯金の流出が始まるとJGBの買い手がいない、金利をぐっと高くしないと買い手が現れない、そうなると政府の資金繰りが破綻して...。
最近の藤巻さんはロジックをストレートに書いてくれますが、世の中は相変わらず理解していないようなのが残念。