日経電子版講演会の藤巻さん

http://www.nikkei.com/money/features/32.aspx?g=DGXNMSFK2703O_27112012000000
注目点は

経常赤字になるのは、長期金利の上昇か、円安か、その両方になる。赤字にならなくてもその兆候が現れれば円安に向くだろう

日本の実力は1ドル=180〜200円くらい。

そのくらいのレートだと海外に行くと貧乏感を強くすると思うが、20年ぐらい成長していないのだらか成長していた国と差が開くのはしょうがないかも。

建設的な円安による経済回復は時間切れだ。貸し手に貸すお金がないと借金はできない。1999年に1400兆円あった個人の金融資産は十数年間で88兆円しか増えていない。毎年44兆円も赤字国債が買えたのは、戻ってきた貸出金で金融機関が国債を買っているから。これはバランスシートの調整でしかない。景気が悪く個人資産が増えていない以上、どこかの段階で国債が売り切れなくなる

企業部門が負債を減らした分を銀行が国債を買わずに、家計部門が銀行から預金を下ろして海外資産の購入をすれば、こんなふうにはならなかった。

円相場は国債価格と連動している。2013年は、ほどんど動かないか、円と国債が暴落するかどちらかになるだろう。動くときは極端に動く。

日々、破綻に近づいている。今の日本国債はものすごいバブルの状態だ。国内総生産(GDP)が10年間増加していない国に、これほどのお金が滞留するのはおかしな状況だ。1980年代に起きた株式や不動産バブルに似ている。今回は国債バブルと円バブルが弾けると考えている

というわけで、再びバブル崩壊。やれやれ。