プロパガンダ 1/15

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2013/01/post-160.html
新刊の発売は、早ければ18日(金)夕方からとのこと。

現在、為替と株の値動きと債券価格の動きに整合性がない。
一時的かもしれないが、2%のインフレターゲットの達成を信じているかのような株や為替の動きに対して、債券マーケットは、「ありえない」と見ているようだ。
名目金利=実質金利+期待インフレ率+信用リスクである。
インフレ率が2%上がるとみるのなら名目金利も2%上昇する。それなのに名目金利の動きはほとんどない。「まだインフレ率が上がっていないから」とおっしゃるかもしれないが、マーケットはかなり先を見るのがふっつうである。
ちなみに私は期待インフレ率の上昇以上に、近じか、信用リスクの急上昇があると思っている。したがって、国債には極めて悲観的なのだ。大型財政出動に市場は耐えられないと思う。信用リスクが急上昇すれば(=財政破綻のリスクが高い)、そんな国の通貨は誰もいらなくなるから円も急落である。

国内が主体の債券マーケットが間違っているのか、参加者がグローバルな株・為替マーケットが間違っているのか?